「仮想通貨のレンディングって何?」「レンディングは稼げるの?具体的なやり方を知りたい!」あなたはこんな疑問を抱いていませんか?
レンディングとは、仮想通貨を貸し出しして利益を得られる仕組みで、管理の楽さや利回りの高さから注目されています。
レンディングの方法としては、主に仮想通貨取引所を利用する方法とレンディングに特化したサービスを利用する方法の2種類があります。
いずれの方法の場合も、始め方はとてもシンプルで、登録→仮想通貨購入→レンディング申し込みというフローが通常です。
この記事では、仮想通貨のレンディングに興味がある方に向けて、レンディングの正しい実践方法についてわかりやすくまとめました。
仮想通貨取引所を利用する方法 | レンディングサービスを利用する方法 |
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小野
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Contents
仮想通貨のレンディングとは
仮想通貨のレンディングとは、仮想通貨を取引所に一定期間貸し出しすることで、期間に応じて賃貸料を受け取ることができるサービスを指します。
難しそうに思うかもしれませんが、銀行にお金を預けていると少ないですが利息を得られますよね。これと同じ仕組みだと考えれば問題ありません。
レンディングはただ単に仮想通貨を持っているよりメリットが大きいため、人気が高まっており、レンディングを扱う取引所も増えてきています。
仮想通貨でレンディングする5つのメリット
仮想通貨で利益を出す方法はさまざまですが、レンディングをするメリットは次の5つです。
- 手間がかからない
- 知識があまり必要ない
- 銀行よりも利回りが高い
- 持ち逃げのリスクが少ない
- 少額から投資できる
もう少し具体的に解説します。
(1)手間がかからない
レンディングのメリット1つ目は、手間がかからないことです。仮想通貨を取引所に貸し出しした後、途中で解約しない限りは期間満了まで一切操作する必要がありません。
仮想通貨投資に手を出してみたいが、仕事が忙しくてなかなか手が出せない。そんな人でも、レンディングを活用すれば手間をかけずに利益を狙えますよ。
(2)知識があまり必要ない
レンディングのメリット2つ目は、知識があまり必要ないことです。
仮想通貨のトレードで利益を出すのは、初心者には非常に難しいです。チャート分析や仮想通貨関連のニュースを確認する必要もあるため、ハードルが高いでしょう。
しかし、レンディングなら仮想通貨を購入して申し込みするだけなので、仮想通貨取引を始めた初心者でも問題ありません。
(3)銀行よりも利回りが高い
レンディングのメリット3つ目は、利回りが非常に高いことです。取引所や貸し出す通貨によって異なりますが、レンディングの利回りは5〜10%程度となっています。
取引所 | 年率 | |
---|---|---|
Coincheck | 最大年率 5.0% | |
BITPoint | 募集毎に固定 | |
GMOコイン | 最大年率10% | |
LINE BITMAX | 最大年率8% |
仮想通貨レンディングは、日本の銀行預金の金利(0.001%)はおろか、投資信託やREITなどの投資商品と比べても十分高い利回りだと言えます。
(4)持ち逃げのリスクが少ない
レンディングのメリット4つ目は、持ち逃げのリスクが少ないことです。
レンディングのサービスを提供している仮想通貨取引所は、金融庁のお墨付きをもらって運営しています。このような業者が資金を持ち逃げする可能性は、限りなく低いと言えるでしょう。
特に、Coincheckなど誰でも知っているような取引所を使っていれば、持ち逃げのリスクはほぼないと考えられます。仮想通貨のことはよくわからない初心者でも、安心して取り組めるのが嬉しいポイントです。
(5)少額から投資できる
レンディングのメリット5つ目は、少額投資できることです。例えば仮想通貨取引所を利用したレンディングの場合、取引所によって異なりますが、レンディングの「最小貸出数量」は少なめに設定されています。
参考までに、国内取引所におけるビットコインの最小貸出数量を比較してみましょう。
取引所 | 最小貸出数量 | |
---|---|---|
Coincheck | 1万円から | |
BITPoint | 募集ごとに決定 | |
GMOコイン | 0.1BTC = 40万円程度から | |
LINE BITMAX | 0.01BTC = 4万円程度から |
GMOコインはややハードルが高めですが、Coincheckなら比較的少額から投資できます。
仮想通貨でレンディングを始める手順
レンディングは難しそうに思えるかもしれませんが、初心者でも始められるくらい簡単です。まずはレンディングサービスについて、2つの種類をご紹介します。
仮想通貨のレンディングサービス | |
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仮想通貨取引所を利用したレンディングの始め方
まずは、仮想通貨取引所を利用したレンディングの手順について、3ステップでご紹介します。
- 取引所に登録する
- 仮想通貨を購入する
- レンディングに申し込む
それぞれわかりやすく解説します。
(1)取引所に登録する
まずは仮想通貨取引所に登録しましょう。
取引通貨数 | 29種類 取扱通貨▼
|
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仮想通貨入金手数料 | 無料 |
仮想通貨送金手数料(一例) | BTC:変動手数料制 ETH:変動手数料制 XRP:0.15XRP |
取引所手数料 | Taker手数料:0.000% Maker手数料:0.000% |
販売所手数料 | 取引手数料:無料 |
日本円入金手数料 | 銀行振込:通常無料(振込手数料はお客様負担) |
日本円出金手数料 | 407円 |
アプリの評価 | ★★★★☆ 評価: 4.3 92,762 件のレビュー |
レバレッジ取引 | ✕ |
つみたて | ◎ |
レンディング | ◎ |
出典:Coincheck公式・※価格の急変時や市場の流動性などにより、上記を超える手数料相当額を含んだ売買価格を提示する場合があります・2023年10月10日時点
(2)仮想通貨を購入する
次に、貸し出したい仮想通貨を購入しましょう。仮想通貨は必ずしも、レンディングを行う取引所で購入する必要はありません。したがって、購入するのはできる限り手数料の安い取引所がおすすめです。
例えば、bitFlyerの取引所で購入したイーサリアムをCoincheckに送金して、レンディングで運用することも可能です。
(3)レンディングに申し込む
申込時には次の項目を選択・入力します。
- 銘柄
- 数量
- 貸し出し期間
- 自動更新の有無
自動更新の設定をしておけば、期間満了してもすぐ貸し出すことができます。長期保有するつもりなら、設定しておいても良いでしょう。
PBR Lendingを利用したレンディングの始め方
PBR Lendingとはレンディング専用サービスで、取引所とは異なりレンディングに特化したサービスを提供しており、利率は10%、プレミアムプランならば最大で12%という高い数字を誇ります。
以下は、PBR Lendingで取引開始する手順です。
- 公式サイトから申し込み
- 必要情報を入力する
- 仮想通貨を貸し出す
まずは公式サイトの「今すぐはじめる」をクリックし、メールアドレスを入力します。
「今すぐはじめる」をクリックすると、以下の申し込み画面にジャンプするため、電話番号を登録し、利用規約や約款の確認後、チェックをつけて「お申し込み」をクリックします。
仮想通貨のレンディングにおすすめの仮想通貨取引所徹底比較!
現在、国内にてレンディングサービスを行っている仮想通貨取引所は以下の通りです。
それぞれの取引所によって特長が異なりますので、ご自身に最適な取引所を見つけてみてくださいね。
Coincheck
- アプリがシンプルで使いやすい
- 日本円で全ての暗号資産を直接購入できる
- 全ての暗号資産でレンディングできる
- カスタマイズ性が高い
Coincheckのレンディングサービスのおすすめポイント
レンディング初心者の方は、Coincheckが最もおすすめです。シンプルなインターフェースで、誰でも迷うことなく仮想通貨の購入・貸出設定ができます。
日本円で直接仮想通貨を購入でき、27種類全ての仮想通貨がレンディングに対応しているのも大きな魅力です。
カスタマイズ性も高く、期間は5通り(14日・30日・90日・180日・365日)から自由に選べます。金額は約1万円以上であれば自由に設定可能です。
初めてレンディングを行う方は、幅広い通貨を貸し出しできるCoincheckを選ぶと良いでしょう。
Coincheckの基本情報
29種類 取引手数料:無料 銀行振込:通常無料(振込手数料はお客様負担) 出典:Coincheck公式・※価格の急変時や市場の流動性などにより、上記を超える手数料相当額を含んだ売買価格を提示する場合があります・2023年10月10日時点取引通貨数 仮想通貨入金手数料 無料 仮想通貨送金手数料(一例) BTC:変動手数料制
ETH:変動手数料制
XRP:0.15XRP取引所手数料 Taker手数料:0.000%
Maker手数料:0.000%販売所手数料
手数料相当額:0.1〜5.0%※
(カバー先又は当社取引所の価格に対して)
日本円入金手数料
コンビニ入金:770〜円
クイック入金:770〜円日本円出金手数料 407円 アプリの評価
★★★★☆ 評価: 4.3
92,762 件のレビューレバレッジ取引 ✕ つみたて ◎ レンディング ◎
BITPoint
- 500円から少額投資が可能
- 各種手数料が無料
- 賃貸料のシミュレーションができる
- マイページで貸し出し募集がわかる
BITPointのレンディングサービスのおすすめポイント
少額からレンディングを始めるなら、BitPointが最適です。最小購入金額が小さく、どの暗号資産も500円から購入できるため、資金が少ない方でも安心して取引を始められます。
現物取引や入金、送金などにも手数料がかかりません。仮想通貨の購入時に余分な手数料がかからないのは利点です。
シミュレーションツールが用意されており、たとえばビットコインを貸し出すと何日後にいくらになるかわかります。あらかじめ利息の目安がわかるため、計画性も立てやすいでしょう。
マイページ上では、レンディングの新規貸出募集が行われているため、珍しい仮想通貨をレンディングしたい方は要チェックです。
BITPointの基本情報
21通貨 出典:BITPOINT公式サイト・2023年11月17日時点取引通貨数 仮想通貨入金手数料 無料 仮想通貨出金手数料 無料 販売所手数料 無料 取引所手数料 無料 日本円入金手数料 即時入金サービス:無料
入金:お客様負担(振込手数料実費分)日本円出金手数料 お客様負担(振込手数料実費分) アプリの評価
★★★☆☆ 評価: 2.9
205件のレビュー
レバレッジ取引 ✕ つみたて ✕ レンディング ◎
GMOコイン
- 最短10分で取引を始められる
- セキュリティが高く安心感がある
- 各種手数料が無料
- 2種類のコースから選べる
GMOコインのレンディングサービスのおすすめポイント
今すぐレンディングを始めたい方にはGMOコインがおすすめです。登録がスピーディーで、申し込みから最短10分で取引開始できます。
GMOインターネットグループが運用しているため安心感があり、セキュリティも抜群です。
手数料も優秀で、入出金や取引に手数料がかからないため、余計なコストを抑えて取引できます。ただし、中途解約すると利息が支払われない上に、解約手数料を支払う必要があるため注意しましょう。
GMOコインの基本情報
26通貨 8通貨 出典:GMOコイン・2023年8月22日時点取引通貨数 仮想通貨入金手数料 無料(マイナーに支払う手数料はお客様負担) 仮想通貨出金手数料 無料 販売所手数料 無料 取引所(現物取引)手数料 日本円入金手数料
※振込手数料の負担あり日本円出金手数料 無料(大口出金:400円) アプリの評価
★★★★☆ 評価: 4.2
4,339件のレビュー
レバレッジ取引 2倍 レバレッジ取引可能銘柄 つみたて ◎ レンディング ◎
LINE BITMAX
- 気軽にレンディングを始められる
- 利率が最大8%と高い
- 運用方法を自由に選択できる
- LINE Payとの連携で入金が楽々
LINE BITMAXのレンディングサービスのおすすめポイント
LINE BITMAXは、気軽にレンディングを始めたい方におすすめです。LINEアプリから簡単にアクセスできるため、専用アプリをインストールする必要もありません。
利率は最大8%と他社と比べて高めで、2種類の運用方法(変動期間型・固定期間型)を自由に選べます。
また、LINE Pay残高から入金できる上に、LINE Payを介した入出金は手数料が無料になるのも嬉しいポイントです。
LINE BITMAXの基本情報
7種類 7通貨 出典:LINE BITMAX公式・2023年9月22日時点取引通貨数 取引所手数料 maker:-0.01%
taker:0.05%販売所手数料 無料 日本円入金手数料 LINE Pay / PayPay:無料
銀行:無料(振込手数料のみ)日本円出金手数料 LINE Pay / PayPay:110円(税込)
銀行:400円(税込)アプリの評価 - レバレッジ取引 2倍(売りのみ) レバレッジ取引可能銘柄 つみたて × レンディング ◎
仮想通貨のレンディングに特化したサービス2選厳選紹介
PBR Lending
- 脅威の高年率を実現している
- 更新料・ロックアップ・返還手数料はなし
- 高いセキュリティ性能
- プレミアムプランでさらに年率アップ
PBR Lendingは「株式会社Notting Hill TOKYO」が運営している、仮想通貨レンディングサービスです。
PBR Lendingは他のレンディングサービスと比べて、非常に高い年率を実現しているのが特徴です。PBR Lendingは市場で利益を得ることを目的としているサービスなので、ユーザーへの還元率が他社よりも高くなります。
PBR Lendingでは、更新料やロックアップ、返還手数料などは一切ありません。また、1ヶ月単位で仮想通貨を貸し出すことができます。
基本情報
手数料 | ー |
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年率 | 10〜12% |
対応銘柄数 |
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最低貸出数量 |
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途中解約 | 不可 |
BitLending
- 5種類の仮想通貨をレンディングできる
- 平均10%の年利を実現
- 国内企業が資産をマネジメントしてくれるので安心
- 途中解約手数料は無料
BitLendingは「株式会社J-CAM」が運営している、仮想通貨レンディングサービスです。BTCやETHなど5種類の通貨のレンディングを行うことができます。
BitLendingの年率は通貨によって異なりますが、平均10%前後の年率を実現しています。
またBitLendingを運営している株式会社J-CAMは国内の企業です。国内の企業が資産をマネジメントしてくれるので、比較的安心して利用できるでしょう。
基本情報
手数料 | 送付手数料あり BTC:0.0005BTC |
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年率 | 8%~10% |
対応銘柄数 |
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最低貸出数量 | 0.001BTC |
途中解約 | 可 ※無料・7営業日以内に返還 |
レンディングができる取引所を選ぶ際の4つのポイント
レンディングできる取引所を選ぶ際は、次の4点を意識しましょう。
- 利回り
- 期間
- 取扱銘柄
- 信頼性
それぞれ詳しく解説します
(1)利回り
レンディングの最重要事項は利回りです。利率は銘柄や貸出期間によって変わり、例えばCoincheckの場合は最大年利が5%、LINE BITMAXなら最大金利が8%に設定されています。
できるだけ高い利回りで運用したい方は、事前に各取引所の利率をチェックしておきましょう。
(2)期間
次に重要なのが貸出期間です。期間は長ければ長いほど利回りも高くなる傾向がありますが、その分途中で引き出せないため、リスクも高まります。
一方で、貸出期間が短いものは自由度が高い分、利回りも低い傾向にあります。
(3)取扱銘柄
当然、取引所によって取扱銘柄は異なります。様々な仮想通貨でレンディングしたい方は、取り扱い通貨数が多い仮想通貨取引所を選択するようにしましょう。
また、通貨ごとに最小貸出数量や利回り、価格変動リスクが変わってくるため、条件から銘柄を選んでいくのも良いでしょう。
(4)信頼性
最後に、取引所自体の信頼性も重要です。
利回りの高さに惑わされず、信頼できる取引所を利用しなければいけません。
仮想通貨のレンディングにかかる税金
仮想通貨のレンディングで得た利益は「雑所得」として扱われます。所得は「累進課税」となっており、所得額が大きくなればなるほど税率は高くなります。以下は、所得額ごとの税率をまとめた表です。
所得額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
194万9,000円まで | 5% | なし |
329万9,000円まで | 10% | 9万7,500円 |
694万9,000円まで | 20% | 42万7,500円 |
899万9,000円まで | 23% | 63万6,000円 |
1799万9,000円まで | 33% | 153万6,000円 |
3999万9,000円まで | 40% | 279万6,000円 |
4000万円以上 | 45% | 479万6,000円 |
例えば、レンディングの課税所得が200万円の場合は「200万円 × 10% – 9万7,500円 = 10万2,500円」となります。
実際の所得から経費や基礎控除を差し引いた額。雑所得の場合、基礎控除はない。
仮想通貨のレンディング以外で利益を出す方法
仮想通貨で利益を出す方法は、レンディングだけではありません。投資目的によってはより適した方法もあるため、他の選択肢についても知っておきましょう。
- 積立投資
- ステーキング
- レバレッジ取引
それぞれ詳しく解説します。
(1)積立投資
安定感を求めるなら積立投資を行いましょう。一定間隔で仮想通貨を購入していくことで、購入価格が平均値に近づけることができます。自動積立を設定すれば、後は放置するだけで良いのが嬉しいポイントです。
リスクを避けたい人だけでなく、投資に手間をかけたくない人にも適した方法だと言えるでしょう。
(2)ステーキング
利回りの高さを求めるならステーキングがおすすめです。
PoSを採用するブロックチェーンにおいて、仮想通貨をロックして承認作業に参加することで報酬を受け取る方法。
ブロックチェーンのネイティブトークンを預け入れ、バリデータとなることで報酬を獲得できます。利回りの高さや一定期間通貨が移動できなくなる点が、レンディングと似ています。
(3)レバレッジ取引
短期で利益を狙うならレバレッジ取引がおすすめです。国内取引所のレバレッジ取引では、レバレッジを最大2倍まで高めることで、自分の資金以上の取引が可能になります。
リターンが高くなる分、リスクも高まるためやや上級者向けの方法だと言えるでしょう。値動きを予想できるなら、レバレッジ取引に挑戦してみるのも手です。
レバレッジ取引も、どの取引所でも可能というわけではありません。現時点で国内取引所においてレバレッジ取引が可能な取引所は以下のとおりです。
fa-arrow-circle-o-right表は右にスクロールできます。
仮想通貨レンディングにおける5つの注意点
レンディングは放置するだけで高利回りを狙えるサービスですが、次のようなリスクについても理解しておきましょう。
- 価格変動リスクがある
- 取引所が倒産する可能性がある
- レンディングサービスが破綻する可能性もある
- 途中で引き出せない
- タイミングが決まっている
それぞれ詳しく解説します。
(1)価格変動リスクがある
レンディングは価値変動リスクが大きいです。そもそも、仮想通貨自体ボラティリティが大きいため、ビットコインのようなメジャー通貨であっても、1日で10〜20%変動してしまうことがあります。
いくらレンディングで利子を受け取れたとしても、預けた仮想通貨の価格が大きく毀損し、トータルでマイナスになってしまっては意味がありません。
よって、仮想通貨のレンディングを行うなら、事前に価値変動リスクについても理解しておきましょう。
(2)取引所が倒産する可能性がある
仮想通貨が倒産してしまうリスクも考えられます。レンディングは取引所に仮想通貨を預けるものですから、万が一取引所が倒産することになれば、預けた資金が戻ってこない可能性があります。
通常、国内の取引所に預けている仮想通貨は分別管理の対象となりますが、レンディングに関しては分別管理の対象外となっています。
Coincheckのような大手取引所であっても、ハッキングに遭ったり不正が発覚したりして、潰れてしまう可能性はゼロではありません。
(3)レンディングサービスが破綻する可能性もある
仮想通貨のレンディングを利用する上では、取引所だけでなくレンディングサービスが経営破綻してしまうリスクも把握しておいてください。
レンディングサービスは、資金決済法で定められた「暗号資産交換業者」ではないため、顧客資産の分別管理は行っていません。
そのため、もし利用しているレンディングサービスが経営破綻した場合、預けている資産が十分に返却されない可能性があるでしょう。
また、レンディングサービスの中には財務状況を公表しておらず、しっかりとした透明性を確保していないプラットフォームも存在しています。
(4)途中で引き出せない
レンディングは途中で資金移動できません。例えば、仮想通貨が暴落しそうで売却したくても、期間満了までは待つ必要があります。
したがって、レンディングを行う際は、長期で貸し出しても問題ないかよく考えるようにしましょう。とはいえ、元々仮想通貨を長期保有する予定で、売却するつもりがないならあまり問題にはなりません。
(5)タイミングが決まっている
レンディングは好きなタイミングでできるとは限りません。なぜなら、借入上限は取引所によって違うからです。レンディングしたいと思った時に借入上限に達していると、空きが出るまで待つことになってしまいます。
レンディングは万能ではないので、投資目的によっては他の方法を選ぶのも良いでしょう。
仮想通貨のレンディングに関するよくある質問
まとめ
レンディングは仮想通貨を貸し出して利子を受け取る方法です。
誰でも簡単にできる上に利回りが高く、放置しているだけで利益を受け取れます。メリットが多いため、余っている仮想通貨があればぜひ活用してみましょう。
なお、レンディングの手順は次の3ステップです。
- 取引所に登録する
- 仮想通貨を購入する
- レンディングに申し込む
レンディングを始めるなら、Coincheckが最もおすすめです。国内最大手の取引所なので信頼性があり、最低1万円からレンディングに参加できます。これから取引を始めるなら、ぜひCoincheckに登録しましょう!