ビットコインの今後や価格予想【2024年5月】将来性が期待できる4つの理由

Contents

• 【リアルタイム】ビットコイン(BTC)の現在の価格動向
• ビットコインや仮想通貨の今後の動向を関連会社・著名人・AIが予想！
• ビットコインや仮想通貨の今後の将来性が期待できる4つの理由
• ビットコインや仮想通貨のこれまで（過去）の価格動向
• ビットコインや仮想通貨が今後暴落する可能性｜価格上昇/下落する5つの要因
• ビットコインや仮想通貨とは
• 【初心者必見】ビットコインや仮想通貨の購入におすすめの取引所5選
• ビットコインや仮想通貨の今後に関するよくある質問と回答
• ビットコインや仮想通貨の今後についてまとめ

【リアルタイム】ビットコイン(BTC)の現在の価格動向

ビットコインは2023年に入り上昇傾向にあります。6月に米大手資産運用会社ブラックロックがビットコイン現物ETFをSECに申請したことで価格は大きく上昇。7月には450万円台まで推移しました。

その後、若干の下落基調が続き、8月31日にはSECが7社のビットコイン現物ETFの承認判断を延期したことで、9月はやや横ばいの動きに。

10月23日にはアメリカの控訴裁判所がSECに対し、グレースケールが申請したビットコイン現物ETFを再審査するように命じました。

承認への期待感が高まり、11月16日に570万円を突破したことで、2023年12月現在も年初来高値を更新しています。

ビットコインや仮想通貨の今後の動向を関連会社・著名人・AIが予想！

2022年は仮想通貨市場にとって非常に厳しい出来事が多く、ビットコインは今後も暴落するのか不安になった投資家も多かった年になりました。

しかし、2023年も半分を過ぎた今、投資銀行や調査会社、著名人からさらにAIはビットコインをはじめとする仮想通貨の今後の動向をどのように予想しているのでしょうか。

結論から言うと、多くの関連会社、著名人、AIが「ビットコインは今後大きく価格が上昇する」と予想しているのです。

投資銀行「JPモルガン」の予想

アメリカの大手投資銀行「JPモルガン」は、長期的スパンでは「ビットコインの価格は15万ドル（約2,000万円）に上昇する」と予測しています。

ビットコインの価値が15万ドルに上昇すると、ビットコインの時価総額は2.8兆ドル（約320兆円）に達することになり、全世界で個人が保有するすべての金の価格と並ぶことを意味すると発表しました。

出典：ビットコインは長期的に15万ドルに上昇、JPモルガン予測 -Forbes JAPAN

調査会社「BITNATION」の予想

調査会社「BITNATION」が独自に予想したビットコインの価格は、2025年までに約11万ドル（約1,500万円）に、2030年までに約22万ドル（約3,000万円）に達する可能性があると発表しました。

仮想通貨市場は継続的に成長し、仮想通貨への取り締まりも緩和され、世界的に受け入れられていくとも予測しています。

出典：Bitcoin (BTC) Price Predictions -BITNATION

パンテラ・キャピタルCEO「ダン・モアヘッド氏」の予想

2021年にヘッジファンド運営会社パンテラ・キャピタル創業者の「ダン・モアヘッド氏」は、ビットコインは今後10年以内に70万ドル（約7,640万円）に達すると予想しました。

ビットコインの利用人口と価格の推移を調査した結果、10年以内にスマートフォンを持つすべての人がビットコインを持つ計算になるとも発表しています。

出典：ビットコインが10年で「70万ドルに上昇」と予測できる理由 -Forbes JAPAN

PayPal創始者「ピーター・ティール氏」の予想

2022年にPayPal創始者「ピーター・ティール氏」は、ビットコインの価格は将来的に100倍（約5,000万円）になると予想しました。

伝統的な金融市場は最終的に崩壊するとも発言しています。

出典：ピーター・ティール氏、ビットコイン価格は現在の100倍に＝ビットコイン2022で発言 -COINTELEGRAPH

マイクロストラテジー社元CEO「マイケル・セイラー氏」の予想

アメリカのソフトウェア会社マイクロストラテジーの元CEO「マイケル・セイラー氏」は、2030年までにビットコインは100万ドル（約1億4,000万円）に達すると予測しました。

同氏は、最終的にビットコインは世界中に存在する時価総額合計に近い、100兆ドルの価値を持つという壮大な予測も立てています。

出典：｢仮想通貨大暴落｣3つの要因から予測する未来図 -東洋経済ONLINE
出典：ビットコイン暴落でCEO退任のセイラー氏が狙う復活劇 -coindesk JAPAN

AIによるビットコインの今後2030年までの価格予想

調査会社「DigitalCoinPrice」と「CoinPriceForecast」が発表している、AIが予測する今後2030年までのビットコインの価格予想を見てみましょう。

出典：DigitalCoinPrice、CoinPriceForecast
※2023年2月16日時点

AIによってビットコインの予想価格には差があり、一時的に下落する予測もありますが、2社とも共通して2030年には価格が大きく上昇すると予想しています。

AIの予想は日々変化するので、気になる方はこまめにチェックしておきましょう。

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ビットコインや仮想通貨の今後の将来性が期待できる4つの理由

ビットコインの将来性が期待できるのは、以下4つの理由が考えられます。

時価総額ランキングで常にトップ

ビットコインの将来性が期待出来る理由として、仮想通貨時価総額ランキングで常にトップであることが挙げられます。ブロックチェーン技術を利用した安全性の高いシステムと、最初に開発された仮想通貨であることから信頼性が高く評価されています。

ビットコインは仮想通貨の代表各なので、ビットコインの価格が仮想通貨全体の価格に影響を及ぼすほどの存在です。

仮想通貨市場が今後も成長すると考えれば、ビットコインの価格も上昇することが期待できるでしょう。

流通量に上限がある

ビットコインの流通量は2,100BTCまでの上限が設定されています。流通量が制限されていることで通貨の希少性が増し、ビットコインを求める人が増えるほど価格は上昇します。

逆に、流通量が多ければ多いほど希少性がなくなり、価値が下がってしまいます。

2140年まで発行が続く

ビットコインは2023年現在すべての通貨が発行されておらず、2140年まで発行が続きます。2140年以降、ビットコインは新規発行されないのでより希少性が上がることになると考えられています。

2140年は非常に遠い未来に感じますが、4年に1度の半減期が発生するたびに新規発行枚数が半分になるので、年月がたつほど少しずつしか発行されなくなります。

そのため99％のビットコインが発行されるのは2033年頃だといわれており、後10年後にはほとんどのビットコインが発行される計算となっています。

ビットコインの希少性が高まることで価格上昇が期待できます。

ビットコインの将来性が期待できる最後の理由として、ビットコインNFTの存在が挙げられます。

ビットコインNFTとは、ビットコインブロックチェーン上で発行されているNFTのことであり、現在業界でも大きな注目を集めているテクノロジーです。

2023年3月、NFT業界で非常に有名なYuga Labs社も「TwelveFold」というビットコインNFTコレクションをリリースし、24時間で735BTC（当時約1,650万ドル）もの売り上げを記録しました。

イーサリアム上で発行されるNFTよりも永続性・希少性の面で優れており、画像データなどを全てブロックチェーン上に保存するフルオンチェーンNFTとなっています。

ビットコインNFTの注目・需要がさらに高まれば、ビットコインのユースケースの拡大につながり、価格にもよい影響を与えることが考えられるでしょう。

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ビットコインや仮想通貨のこれまで（過去）の価格動向

2021年から2023年までの間に、ビットコインの価格動向は世界情勢の変化や仮想通貨取引所の破綻などの影響を大きく受けてきました。

ビットコインがどのような価格の動きをしてきたのか見てみましょう。

2023年9月の価格

上記は、今現在のビットコインのリアルタイムチャートです。2022年11月のFTX破綻から1BTC＝約210万円台まで落ち込んでいましたが、ようやく仮想通貨市場の悲観的なムードが和らいだように見えます。

2023年は米ドル高の抑制や米金利上昇も抑えられると考えられていることから、仮想通貨に投資して高いリターンを狙う投資家がビットコインの買いを進めているという見方もあります。

ビットコインの価格は、2023年に入ってから徐々に上昇しました。2023年年初は、ナスダックなどの株式相場に連動して、株高に引っ張られたこともあり、ビットコインの価格も上昇しました。

しかし、6月ごろからビットコインの現物ETFの申請が各企業から多数、アメリカ証券取引委員会（SEC)に提出されました。

これまでにも、何度も現物ETFの申請がされてきましたが、そのたびにSECから承認されることはありませんでした。

　今回申請している企業のなかには、世界最大の投資機関「ブラックロック」が含まれています。

ブラックロックが過去に申請したETFは、99%以上が承認されています。そのため、今回の申請で待望のビットコイン現物ETFが承認されるのではないかという期待で、さらにビットコイン価格が上昇しています。

ビットコイン現物ETFが承認されれば、機関投資家などが参入しやすくなるため、ビットコインにとって大きなプラス材料となります。

2023年4月：ポジティブなファンダメンタルズが登場

2023年に入り、米ドル高や米金利が抑制されてきたことに加え、アマゾンがブロックチェーンゲームに参入する計画を発表するなど、ポジティブなファンダメンタルズが登場してきました。

その結果、1月30日には1BTC＝約310万円まで価格が上昇しました。

　また、2023年2月14日に発表されたCPI（消費者物価指数）が、事前予想値6.2％から実績値6.4％まで上振れしてもビットコインの価格が上昇するなど、インフレ対策資産として再評価されている可能性も示唆されます。

このままビットコイン価格の上昇が望まれますが、バイナンスの発行しているステーブルコイン「BUSD」がNY州金融当局に発行停止を求められるなど、仮想通貨市場に影響を及ぼす不安材料も存在していました。

2022年下半期のビットコイン価格動向

7月：仮想通貨関連企業が相つぎ倒産

テラUSD（UST）崩壊により仮想通貨市場価格全体が下落し、仮想通貨を預けることで利回りを得られるレンディング会社から資産が大口出金された結果、大手レンディング企業のセルシウス・ネットワークが倒産しました。

また、仮想通貨を運用することで利益を出すヘッジファンドも影響を受け、スリー・アローズ・キャピタルやボイジャーデジタルが相ついで倒産したのです。

　その結果、7月21日には1BTC＝約320万円まで持ち直していた価格はその後緩やかに下降してしまいます。

11月：大手仮想通貨取引所FTXの破綻

テラ崩壊の影響が回復しない中、大手仮想通貨取引所FTXが顧客資産を不正に流用しているとリークされました。その結果、投資家たちがFTXに預けている仮想通貨をこぞって引き出したことで経営破綻し、FTXは破産申告を申請。

FTXは一時世界第3位まで登りつめた信頼ある仮想通貨取引所だったため、仮想通貨市場への信用不安が広がり、ビットコインは11月5日に1BTC＝310万円だった価格が11月10日には約230万円まで下落しました。

2022年上半期のビットコイン価格動向

2月：ウクライナ問題が発生

2022年2月にロシアがウクライナに進行したことで資源大国ロシアが経済制裁対象となり、世界的に資源高となりました。資源高は物価上昇を招き、リスクの高い投資商品であるビットコインの売りが進み、価格が下落したのです。

5月：「テラUSD（UST）」の崩壊

ビットコインの価格が4月17日につけていた約670万円から、6月22日には約350万円まで下落しました。

原因は、2022年5月9日にステーブルコイン「テラUSD（UST）」のドルペッグが崩れ、USTと結びついたテラ（LUNA）の価格が99％以上急落したことです。

ステーブルコインの時価総額3位に位置していたテラUSD（UST）が崩壊したことで仮想通貨市場に信用不安が広がり、投資家がこぞって仮想通貨を売却したのです。

2021年のビットコイン価格動向

5月：中国のマイニング規制の影響で価格が下落

2021年5月に、中国が環境負荷を理由にビットコインのマイニングを規制しました。

さらに仮想通貨取引の規制を強化する声明が発表されたため、5月2日に1BTC＝約630万円まで成長していたビットコインは、6月22日には約340万円まで下落。

　中国でマイニング事業や仮想通貨取引所を運営していた会社は閉鎖や移転をする必要があり、ビットコイン価格に大きな影響を与えました。

11月：金融緩和により過去最高値を記録

2020年にアメリカがコロナ禍による経済の悪化を踏まえて大規模な金融緩和を実施しました。

大幅な量的緩和や給付金配布によりビットコインの買いが進み、2021年11月にはビットコイン価格が1BTC＝700万円を超える過去最高値を記録しました。

ビットコインや仮想通貨が今後暴落する可能性｜価格上昇/下落する5つの要因

ビットコインの価格が上昇/下落する要因は、過去の事例を見ればわかります。

ビットコインが今後上昇する5つの要因

ビットコインの価格が今後上昇するのは、以下の5つの要因が考えられます。

ビットコインが2024年に半減期を迎える

ビットコインの価格が今後上昇する要因1つ目は、2024年に4回目の半減期を迎える点が挙げられます。

マイナーの発行報酬を半分にすることでビットコインが過剰に市場に出回ることを防ぎ、希少性を保つ役割があるイベントです。

半減期後はゆるやかに価格が上昇する傾向にあり、前回の2020年5月に発生した半減期後は2021年4月に過去最高値を記録しました。

次回2024年の半減期は3月下旬に発生すると予想されているので、過去の傾向を参考にすれば2025年の中頃に価格上昇が期待できます。

参考：BTC Clock

ビットコインが法定通貨として採用される

ビットコインの価格が今後上昇する要因2つ目は、ビットコインが国家の法定通貨として採用されることです。2021年9月に世界で初めてエルサルバドルがビットコインを法定通貨として採用し、同年11月に過去最高値の約740万円を記録しました。

また、2022年4月には中央アフリカ共和国がビットコインを法定通貨として採用。スイスのルガーノ市に関しても、ビットコインやUSDT（テザー）を実質的な法定通貨として利用できるように計画しています。

今後、ビットコインを法定通貨として採用する国が増えることでビットコインの需要が高まり、価格の上昇が期待できます。

金融機関がビットコインへ出資

ビットコインの価格が今後上昇する要因3つ目は、金融機関がビットコインへ大きく投資した際です。

2021年6月に米四大銀行の1つ「シティグループ」が仮想通貨・ブロックチェーンを専門とする部署を立ち上げ、仮想通貨関連事業の推進を発表しました。

今後も大手投資銀行が仮想通貨関連に投資した際には価格上昇が期待できます。

ライトニングネットワークの成長

ビットコインの価格が今後上昇する要因4つ目は、ライトニングネットワークが成長する点にあります。

ライトニングネットワークはビットコインにすでに組み込まれているのですが、現状ではまだ開発途上の段階であり、まだまだ利用者も少ない状況です。しかし、ライトニングネットワークに預け入れられているビットコインの数量は増加しており、大きな注目が集まっているのは事実でしょう。

今後、さらにライトニングネットワークの技術が進歩して成長することで、ビットコインをより身近に利用出来るようになると考えられます。

ビットコインを利用する人が増えることで需要が増加し、価格上昇が期待できます。

大型アップデートを迎える

ビットコインの価格が今後上昇する要因5つ目は、ビットコインが大型アップデートを迎えた際です。

2017年7月に実装されたアップデート「Segwit」では、実装前の1か月前から期待が高まり、7月16日の1BTC＝約22万円から8月31日には1BTC＝約50万円まで価格が上昇しました。

2023年4月現在、次のアップデート時期はアナウンスされていませんが、今後も大型アップデートが行われる可能性はあります。アップデートが発表された際は価格動向をチェックしておきましょう。

ビットコインが今後下落する5つの要因

ビットコインの価格が今後下落するのは、以下の5つの要因が考えられます。

取引所へのハッキング

ビットコインの価格が今後下落する要因は、取引所や投資家がハッキング被害を受けることです。

ハッキングにあった取引所や投資家の知名度が大きいほど仮想通貨の信用が落ちてしまうので、ビットコイン価格にネガティブな影響を及ぼす傾向があります。

2014年2月に仮想通貨取引所のマウントゴックス社が大規模なハッキングを受け、当時の価格で約490億円分のビットコインが流出しました。

自身の資産を守るために安全な取引所を選ぶことや、投資対象を仮想通貨だけに絞らずリスクを分散して、個人でもできる対策を徹底するよう心がけましょう。

株式市場や為替市場の暴落

2022年にアメリカのFRB（連邦準備制度理事会）が金利を大幅に引き上げて金融引き締めを行った結果、株価が軒並み下落しビットコインの価格も影響を受け下落しました。

金利が上昇すると企業や個人は銀行からお金を借りにくくなり、経済活動が抑制されるため景気が悪くなる傾向にあります。また、金利が上昇することによって、より安全性の高い債券で効率的な運用ができるため、ビットコインなどのリスク資産は売却される仕組みとなっています。

金利が上がるとビットコインなどリスク資産の価格が下落すると覚えておきましょう。

仮想通貨への法的規制

仮想通貨への法的規制が強まると、ビットコインの価格が下落する要因となります。

2021年9月17日に中国が仮想通貨関連サービスを全面的に禁止すると発表した際に、一時ビットコインの価格は9％程度下落しました。

また、韓国が仮想通貨に関する新規制を発表し、多くの取引所が閉鎖した際にも1BTC＝約520万円から9月22日に約440万円まで下落しています。

ビットコイン価格が全て国家による規制に影響されるわけではありませんが、こういった傾向があることは覚えておきましょう。

仮想通貨規制が発表された際は注意が必要です。

国際情勢の変化

ビットコインの価格は国際情勢の変化により下落することもあります。2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻を開始し、徐々に事態は深刻化していきました。

その結果、ビットコインの価格は3月30日の時点で1BTC＝約580万円だった価格が、テラUSD（UST）崩壊の影響も重なり6月には約250万円台まで大きく下落。

そして、資源国家のロシアが経済制裁の対象となり世界的な資源高を招いた結果、よりインフレが悪化しました。

国際情勢の大きな変化に対策するのは非常に困難ですが、このようなリスクがあることを十分理解しておきましょう。

著名人の発言

ビットコインの価格は影響力のある著名人の発言によって下落することがあります。

2021年5月にテスラ社のCEOイーロン・マスク氏がテスラでのビットコイン決済を停止した際には、5月12日に1BTC＝約610万円の価格が5月22日には約400万円まで下落しました。

2021年7月に、イーロン・マスク氏率いるスペースXはビットコインを保有しており、売却の予定がないと発言した際にビットコイン価格は上昇し、7月23日に1BTC＝約350万円の価格が7月28日には約430万円まで価格が上昇しています。

イーロン・マスク氏の発言は、今後もビットコイン価格に影響する可能性が高いでしょう。

ビットコインや仮想通貨とは

ビットコインを投資する前に、押さえておきたい基本的な仕組みを確実に理解しておきましょう。

ビットコインの基本的な仕組み

ビットコインの基本的な仕組み

• サトシナカモトによって提唱された
• ブロックチェーン技術とP2Pネットワーク
• 発行主体がないため分散性が高い
• マイニングで承認作業を行う
• 4年に1度半減期を迎える
• 決済・送金機能がある

サトシナカモトによって提唱された

ビットコインは、2008年に突如現れたサトシナカモトという人物によって提唱されました。現行のビットコインの仕組みの大部分は、このとき提唱された論文の中に記載されています。

サトシナカモトという人物は今でも謎に包まれたままであり、どこの国の誰なのかは、特定されていません。

ビットコインに将来性を感じた一部のエンジニアによって、ビットコインがさらにアップデートされて世界中で取引されるようになりました。

ブロックチェーン技術とP2Pネットワーク

ビットコインの基本的な仕組みは、ブロックチェーン技術とP2Pネットワークによって構築されています。

ブロックチェーン技術で連鎖的に取引台帳を作成することで、理論的に不正が困難となります。また、台帳管理は、個人端末間で共有できるネットワーク上（P2P）で行われます。

情報が集中するサーバーという概念がないので、一部のネットワークに不具合が生じても影響は限定的となります。ビットコインは、ブロックチェーン技術もP2Pネットワークによって高い安全性と信頼性を確保しています。

発行主体がないため分散性が高い

米ドルや日本円などの法定通貨は、それぞれの通貨の価値を維持・向上させるために、政府による介入が行われており、また政府が発行しています。しかし、政府に権力が集中している中央集権的な仕組みともいえます。

　一方で、ビットコインには発行主体はなく、P2Pネットワークで世界中の人が分散して管理しています。

管理者に権力が集中していないビットコインは、分散性が高い投資資産として認識されています。

マイニングで承認作業を行う

ビットコインの取引は、すべてブロックチェーンのブロック内に記録されます。ひとつのブロック内に記録できる容量には、限界があるため、その都度新しいブロックを生成して、ブロックチェーンとして繋げています。

新しいブロックを生成したり、取引を承認するときには、膨大な計算処理で情報を解読して暗号化します。マイニングに貢献したユーザーは、新しいブロック生成時に新しく発行されるビットコインを報酬として受け取れます。

このマイニングのことをProof of Work（PoW）といいます。

4年に1度半減期を迎える

ビットコインは、2100万枚という総発行枚数が最初から設定されています。マイニング報酬として受け取るビットコインは新規発行されたビットコインですが、報酬は徐々に減っていく仕組みになっています。

約4年に1度の頻度でマイニング報酬は半減し、このマイニング報酬が半減する時期を半減期といいます。

　半減期を迎えるたびに、新規発行されるビットコインの枚数が減るため、すでに発行されたビットコインの価値が高まりやすくなります。

過去に、ビットコインは、半減期を迎えるたびに大きく価格を上昇させてきました。

決済・送金機能がある

ビットコインは、保有するだけでなく決済や送金の機能があります。個人間で送金できるため、銀行口座を持つ必要もありません。

ビットコイン決済に対応する企業も徐々に増えており、たとえば以下のような企業での採用がなされています。

ビットコイン決済に対応する企業

• ビックカメラ
• コジマ
• ソフマップ
• DMM.com
• メガネスーパー

上記のように日本の有名企業もビットコイン決済に対応しています。

これらの企業以外にも、さまざまな店舗やオンラインショップでビットコインを使って決済が可能です。Bitcoin日本語情報サイトなどを参考に、どの店舗でビットコインが利用できるか確認してみましょう。

ビットコインのメリット

ビットコインのメリット

• 世界中だれでも保有できる
• インフレに対して強い
• 将来的な価格上昇が見込まれる

世界中だれでも保有できる

世界中には、さまざまな理由で銀行口座などを持てない人たちが多くいます。銀行口座がないため、社会参加などを制約される場面も少なくありません。

　しかし、ビットコインであればインターネット環境で、スマホなどを持っている人たちすべてが保有できます。

保有だけでなく、決済や送金にも使えるため、銀行口座を持てない人たちにとってビットコインは非常に便利な通貨として役立ちます。

インフレに対して強い

法定通貨は、各国の政府や中央銀行が必要に応じて発行する権限があります。そのため、必要があれば無限に通貨を発行できます。

世界には、政治的な情勢が不安定な地域や紛争が続いている地域があります。

　これまでには、法定通貨を発行しすぎてしまったことでハイパーインフレになった歴史があります。

また、政府自体の信用が低下する局面では、自国通貨の価値が暴落してしまうため、結果的にインフレに苦しめられることもあります。

一方、ビットコインでは、2100万枚という発行上限が設定されており、変更されることはありません。発行上限枚数が定まっていることで、通貨自体の価値が下落しにくくなっています。

生活資金だけを自国通貨で保有して、残りの貯蓄をビットコインとして保有してインフレに備えている人たちも少なくありません。

過去には、政府の債務不履行で自国通貨の価値が暴落するなかで、自分の資産をビットコインに避難させる動きも何度もありました。

将来的な価格上昇が見込まれる

ビットコインは取引が開始されてから今までのほかの金融商品では考えられないようなリターンを生み出しました。

　過去10年を振り返っても、ビットコインのリターンは、どの金融商品よりも大きくなっています。

ビットコインは、まだまだ世界に浸透している段階であり、今後の需要は計り知れないポテンシャルを秘めています。

そのため、今からビットコインを保有しても将来的に大きく価格を上昇させる可能性があります。ビットコインの特性上、価格の乱高下の幅が大きいですが、数年という長い時間をかけて価格が徐々に上昇することが期待されています。

送金額の制限がない

ビットコインは現金と違い、送金額の制限が無い点もメリットです。

たとえば、三菱UFJ銀行を使って日本からアメリカに送金する場合、1日あたり100万円まで、1か月あたり合計で500万円までしか送金できません。※1

　ビットコインを保管できる仮想通貨ウォレットを利用すれば送金上限は存在しません。

しかし、仮想通貨取引所を利用する場合は、取引所によって送金上限額が設定されています。

DMM Bitcoinであれば、1回につき10BTC（約4,000万円）まで送金可能です。※2

それでも現金を送金するより多くの金額を送金できるため、多額の資金を送金する際に利用するとよいでしょう。

※1 三菱UFJ銀行
※2 DMM Bitcoin

ビットコインが抱える課題

ビットコインが抱える課題

• 価格変動が大きい
• 規制がまだ不十分
• 手数料の高騰

価格変動が大きい

ビットコインは、過去10年間を振り返ってみても、どの金融商品よりも高いパフォーマンスを維持しています。しかし、10年間順調に右肩上がりに価格を上昇させてきたわけではありません。

　直近の最高値の価格から80％以上、下落した局面を何度も経験しています。

1日のなかでの価格変動率も株式投資などと比較してまだまだ大きいです。

そのため、日ごろの価格の乱高下に振り回されないようにビットコインの価格変動の大きさは常に覚えておく必要があります。

規制がまだ不十分

ビットコインは、まだ規制面でも発展途上といえます。機関投資家などの大きな資金を持っている機関が、仮想通貨市場に参加するためには、安全に取引できる規制が必須です。

そのため、今後各国が制定するビットコインに対しての規制には非常に注目されます。

また、PoWとして機能するために必須のマイニングですが、膨大な電気を消費します。ヨーロッパ諸国では、環境面に対する意識が非常に高いため、環境面における規制にも注目が集まります。

規制と耳にするといい印象を持たれないことが多いですが、規制がしっかりと定められることで、全員が安心して利用できる下地作りという面では、今後の発展に必須といえるでしょう。

手数料の高騰

ビットコインでは、PoW方式でのマイニングで、取引の承認作業などを行っていますが、膨大な電気代やコストがかかります。

さらには、半導体などの技術進化にあわせて、マイニングの難易度も高まっています。

　結果的に、ビットコインの取引を承認するときに、ユーザーが支払う手数料が高騰しています。

ライトニング技術などマイクロペイメントの方法も開発されてきていますが、ビットコインの手数料関連の高騰には今後も注意が必要です。

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