トロン(TRON)は、中国で開発された仮想通貨で、音楽やゲームなどのデジタルコンテンツを楽しむためのプラットフォーム名でもあります。
そんなトロンについて、具体的にどんな仮想通貨なのか、また今後値上がりする可能性があるのか、買い時はいつか知りたい方は非常に多いです。
この記事では、トロン(TRON)の特徴や値動きのポイント、今後の価格や将来性について詳しくご紹介します。
トロンがどのような通貨なのか5分でわかりますので、ぜひ最後までご覧ください!
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出典:BITPOINT公式サイト・2023年11月17日時点
小野
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Contents
トロン(TRON)とは
トロンは、ジャスティン・サン氏によって開発されました。デジタルコンテンツ(音楽や動画など)を保存できるプラットフォームで、youtubeなど従来のプラットフォームと違って「非中央集権型」なのが特徴です。
管理者のないシステム。従来のプラットフォームには必ず管理者が存在したが、ブロックチェーン技術によって管理者を撤廃することに成功した。
ビットコインは、ブロックチェーンを送金等に用いてきました。一方、トロンではデジタルコンテンツを楽しむ場を作るためにブロックチェーンを用いており、ここが大きく異なるポイントですね。
トロン(TRON)の5つの特徴
トロンの大きな特徴は、次の5つが挙げられます。
- 非中央集権型
- 処理速度が早い
- dAppsを開発できる
- 個人でICOできる
- ロードマップを公開している
それぞれ詳しく解説していきます。
(1)非中央集権型
トロンが従来のプラットフォームと異なる点は、非中央集権型ということです。例えば、YouTubeはYouTube社が運営しています。一方、トロンは管理者をなくすことで次のような問題を解決することに成功しました。
- 利用料や手数料がかからない
- 広告がなくなった
- サーバーダウン等のトラブルがなくなった
非中央集権型のプラットフォームでは、ユーザーが直接クリエイターに報酬を支払えます。
(2)処理速度が早い
ビットコインを始め、従来の仮想通貨は処理速度が遅いという問題を抱えていました。しかし、トロンはその処理速度問題を解決しています。なぜなら、トロンは従来の仮想通貨よりも圧倒的にブロック生成スピードが早いからです。
トロンのブロック生成速度は、毎秒2,000件。ビットコインは16件/秒、それを改良したビットコインキャッシュでも24件/秒ですから、トロンの速度がいかに早いかわかるでしょう。
出典:TRON
(3) dAppsを開発できる
dappsとは、難しそうに感じるかもしれませんが要は「中央管理者のいないサービスを提供するアプリケーション」のことです。トロンはイーサリアム等と同様、dappsの開発もできます。
dappsのアプリケーションは、今までイーサリアムが主体だったのですが、新しい仮想通貨がどんどんdappsの開発に参入してきています。
例えば、トロンを利用したゲームには「エピックドラゴンズ」などがあります。
開発者のジャスティン・サン氏は、一時的ですが「トロンのdappsのボリューム(通貨数)がイーサリアムを上回った」とツイートしています。
(4)個人でICOできる
近年では、新たな資金調達手段としてICOが登場しました。
事業を立ち上げたい人が独自のトークンを発行し、それを投資家に配る代わりに資金を調達する方法。
トロンは、個人でICOができるのが大きな特徴です。
例えば、クリエイターが作品を作る資金を調達するためトークンを発行、それを投資家に配ることで資金を得られます。一方投資家側は、クリエイターが人気になればトークンが値上がりして利益を得られるというわけですね。
(5)ロードマップを公開している
仮想通貨投資において、将来性は非常に重要です。いくら一時的に注目されて時価総額が上がっても、何の開発プランもない通貨は一過性に過ぎません。
トロンでは、公式サイトで次のようなロードマップを公開しています。
ロードマップ名 | 内容 |
---|---|
Exodus | 無料でプラットフォーム生成 |
Odyessey | コンテンツ作成のためのプラットフォーム生成 |
Great Voyage | クリエイターがトロンを報酬として得られるようにする |
Apollo | クリエイターが独自トークンを発行できるようにする |
Star Trek | ブロックチェーンを活用してデジタルアイテムを作成する |
Eternity | ゲームの発展を目指す |
出典:ホワイトペーパー2.0
このロードマップを見ることで、トロンが今後どのように開発されていくのかがわかるようになっています。
トロン(TRON)の現在価格&これまでの値動き
上記はトロンの現在価格のリアルタイムチャートです。また、以下のチャートはトロンの過去5年間の値動きとなります。
最も注目すべきポイントは、BitPointへの上場です。BitPointは国内取引所のひとつ。国内取引所への上場というのは、仮想通貨の信頼性において非常に重要なことで、上場発表の際はトロンも大きく値上がりしました。
さらに、6月には同じく国内取引所の「DMM Bitcoin」でも取り扱いを発表されました。今後も取り扱う取引所が増えれば、トロンの流通量も増えるでしょう。今後の動きに期待できます。
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出典:BITPOINT公式サイト・2023年11月17日時点
トロン(TRON)は購入すべき?保有するメリット
トロンは十分に将来性があると言えるでしょう。トロンは、分散型のプラットフォーム開発を進めています。今後、従来の中央集権型のプラットフォーム(YouTubeなど)に代わるコンテンツになるかもしれません。
これに加え、Samsungなどの大手企業とも提携を果たしていることから、将来を有望視されているとの見方もできるでしょう。
一方で、DeFi関連銘柄に押されていることや、創業者のジャスティン・サン氏に対する悪評が気になるところです。特に、後者はより情報が明らかになればトロンの開発自体ストップしてしまう可能性もないとは言い切れません。
トロン(TRON)は将来値上がりする?価格に影響する5つのポイント
トロンは2021年に入り、国内取引所への上場で大きく値上がりしました。しかし、気になるのはここからの値動きだと思います。
そこでこの項では、トロンの将来の値動きに関するポイントをまとめました。
- ロードマップの進捗
- 大手企業との提携
- 他のDeFi銘柄に押されがち
- 創業者の悪評
- 国内取引所への上場
それぞれ詳しく解説します。
(1)ロードマップの進捗
トロンでは、公式サイトにてロードマップを公開しています。ロードマップの通りに開発が進んでいけば、その分値動きに影響を与えることが予想されます。
繰り返しですが、トロンのロードマップをおさらいしましょう。
- Exodus
- Odyessey
- Great Voyage
- Apollo
- Star Trek
- Eternity
上記のロードマップは、2017〜2027年の10年間で計画されています。あまり開発予定を公開しない仮想通貨も多い中、このように計画がわかっていると投資計画が立てやすいです。
ただし予定がある分、それが狂うと値動きにマイナスの影響を与える可能性もあります。
(2)大手企業との提携
現代では、さまざまな仮想通貨が企業との提携を果たしています。企業との提携は、どれだけ通貨が支持されているかの指標になるため、重要なポイントですね。
参考までに、トロンは次のような企業と提携を果たしています。
- Samsung
- Opera
- Obike
- Swisscom
- BitTorren
トロンでは、自社プラットフォームを展開するだけでなく、大手企業と提携してより多くのユーザーを取り込んでいくことが予想されます。
(3)他のDeFi銘柄に押されがち
2021年に入ってから、DeFi(分散型金融)が大きく注目を浴びました。イーサリアムを始めとしたDeFi関連銘柄は大きく値上がりしたものの、その分トロンの注目度が下がってしまう可能性があります。
より注目度の高い仮想通貨がある場合、そちらに開発リソースが割かれてしまうため、DeFiの伸びに期待するなら、銘柄への投資も視野に入れておきましょう。
(4)創業者の悪評
トロンに投資する際は、創業者への評価にも注意しましょう。というのも、創業者のジャスティン・サン氏に関する悪評がいくつか出回っているからです。
ジャスティン・サン氏は、トロンを通じて違法な資金調達を行っていると中国のメディアに報じられました。
他にも、同氏が違法なポルノビジネスに関わっている、買収先の企業の従業員からハラスメントで訴えられるなど、悪評が出回っています。
(5)国内取引所への上場
現在、トロンを扱っている取引所は多くありませんが、BITPointやBitTrade、Zaifが取扱を開始していますので非常に購入しやすくなりました。
他の仮想通貨にも言えることですが、国内取引所への上場はビッグニュースになり、前回上場が発表された際も大きく値上がりしたことから、信頼性が認められる傾向もあります。
また、仮想通貨取引所も新しい銘柄を取り扱い始めるとその銘柄に絡めたキャンペーンを開催する傾向が強いです。
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アプリの評価 | ★★★☆☆ 評価: 2.9 205件のレビュー |
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出典:BITPOINT公式サイト・2023年11月17日時点
トロン(TRON)で利益を出す際の3つのポイント
トロンを取引する際は、特に以下の3点に注意しておきましょう。
- 下落に備えておく
- 長期目線で投資する
- 情報収集を欠かさない
それぞれ詳しく解説します。
(1)下落に備えておく
取引のポイント1つ目は、下落にしっかり備えること。
トロンに限らず、仮想通貨の値動きは為替や株よりも大きいです。したがって、投資家のコメントや国の法改正等で、あっという間に価格が変動してしまいます。
トロンは将来性の高い銘柄ではありますが、下落のタイミングは必ず訪れます。それに、下落したまま二度と戻らない可能性もあるのです。
よって、失っても問題ない余剰資金で取引することを心掛けましょう。
(2)長期目線で投資する
取引のポイント2つ目は、長期目線で投資すること。
いかに将来性のある通貨とはいえど、下落は必ず訪れます。もしトロンの将来性に魅力を感じて投資するなら、下落しても手放さないことが大切です。
そのためにも、最初から長期目線で保有することが重要だと言えるでしょう。
(3)情報収集を欠かさない
取引のポイント3つ目は、情報収集を欠かさないこと。仮想通貨は値動きが不安定で、歴史も浅いです。したがって、為替取引のようなチャート分析はほぼ通用しないと考えておきましょう。
チャート分析が通用しないなら、取引の際はそれ以外の情報を意識するしかありません。仮想通貨で見るべき情報は、通貨によって異なります。
例えば、トロンの場合は創業者の評判や大手企業との提携、ロードマップの進捗状況などが挙げられるでしょう。
トロンが購入できる!おすすめの仮想通貨取引所
トロンを購入するにはまず、取り扱っている仮想通貨取引所で口座開設をしましょう。本記事ではトロンを購入できるおすすめの取引所を3つ紹介します。
BITPoint
- 国内で唯一トロン・エイダ・ジャスミーなどを取扱いしている
- 初見でも直感的に使用可能なスマホアプリ
- 仮想通貨レンディングも可能
BITPointの大きな特徴は、ほかの取引所には無い独自の仮想通貨を扱っているところ。トロンやエイダなど、国内取引所では取扱いの無い仮想通貨が上場されています。
口座開設は最短翌日に完了するので、素早くウォレットを利用できます。初心者にも使いやすくシンプルなレイアウトが、ビットポイントのスマホウォレットの大きなメリットと言えます。
BITPointの基本情報
21通貨 出典:BITPOINT公式サイト・2023年11月17日時点取引通貨数 仮想通貨入金手数料 無料 仮想通貨出金手数料 無料 販売所手数料 無料 取引所手数料 無料 日本円入金手数料 即時入金サービス:無料
入金:お客様負担(振込手数料実費分)日本円出金手数料 お客様負担(振込手数料実費分) アプリの評価
★★★☆☆ 評価: 2.9
205件のレビュー
レバレッジ取引 ✕ つみたて ✕ レンディング ◎
BitTrade
- 高いセキュリティ
- 取扱通貨数が多い
- わずか2円から取引できる
- 使いやすいスマホアプリ
BitTradeは、全世界で数千万人以上が利用している取引所。セキュリティの高さが強みで、仮想通貨関連の評価機関「ICORating」から最高水準のセキュリティだと認められています。
また、取扱通貨の多さも魅力です。トロン以外にも、コスプレトークンや独自のフォビトークン、ジャスミーなど、幅広い通貨を取引できます。
また、入金は1,000円から、取引はわずか2円から可能です。パソコンを持っていない方もスマホアプリが非常に使いやすく、アプリで口座開設や取引、入出金まで全て完結します。
これからトロンを取引する方は、ぜひBitTradeに登録してみてください!
BitTradeの基本情報
39通貨 1通貨 出典:BitTrade公式サイト・2024年2月5日時点取引通貨数 販売所手数料 無料 取引所手数料 Maker0.000~0.200% Taker0.000~0.200%
※コインにより違います主な通貨の送金手数料 コインにより違います 入金手数料 無料 アプリの評価 ★★★★☆ 評価: 3.8
275 件のレビューレバレッジ取引 2倍 レバレッジ取引可能銘柄 つみたて ◎ レンディング ◎
DMM Bitcoin
- 大手企業が運営している取引所
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DMM BitcoinはDMMグループが運営している仮想通貨取引所です。さまざまな分野で活躍しており、そこで培った高度なセキュリティ体制により安心して取引できます。
レバレッジ取引ができる他、各手数料が無料など使いやすいサービスを提供しています。
DMM Bitcoinの基本情報
23通貨 無料 31通貨 出典:DMM Bitcoin公式サイト・2023年9月26日時点現物取引通貨数 仮想通貨入金手数料 無料(マイナーへの手数料はお客様負担) 仮想通貨出金手数料 無料 販売所手数料 現物取引:無料(BitMatch取引手数料を除く)
レバレッジ取引:無料BitMatch取引手数料 詳細はこちら 取引所手数料 - 日本円入金手数料 振込入金手数料:無料(銀行手数料はお客様負担)
クイック入金手数料:無料日本円出金手数料 アプリの評価
★★★★☆ 評価: 4.3
1万件のレビュー
レバレッジ取引 2倍 レバレッジ取引可能銘柄 レバレッジ手数料 ポジション金額の0.04% / 日のレバレッジ手数料がロールオーバー時に発生 つみたて ✕ レンディング ✕
トロン(TRON)に関するよくある質問
他にも、個人でICO(資金調達)ができるため、クリエイターが作品を作るために視聴者から資金を集める、といったことができるようになります。
しかし、トロンは新しいデジタルコンテンツのプラットフォームとして注目を浴びていて、多数の大手企業とも連携しています。
今後、YouTube等従来のプラットフォームに置き換わるかもしれません。
国内で言えば、BitPointとBitTradeに上場しているため、そちらから取引すると良いでしょう。
海外業者ならこれ以外の選択肢もありますが、海外の取引所は日本の金融庁から警告を受けており、安全とは言い切れません。
開発者の悪評が気になるところです。
開発者のジャスティン・サン氏は、違法や資金調達やポルノへの関与、ハラスメントなど悪い噂が絶えない人物です。
したがって、投資する際はその点に留意しておきましょう。
まとめ
トロンはデジタルコンテンツを保存できるプラットフォームです。デジタルコンテンツの保存だけなら、YouTubeなど従来のプラットフォームでも可能でした。
しかし、トロンは管理者のいない非中央集権型のため、クリエイターと視聴者の間にかかる手数料を削減しています。
最後に、トロンの将来性に関するポイントをおさらいしましょう。
- ロードマップの進捗
- 大手企業との提携
- 他のDeFi銘柄に押されがち
- 創業者の悪評
- 国内取引所への上場
トロンは将来性が高い通貨ですが、不安要素もあります。投資の際は万が一の下落に備えて余剰資金で行うと共に、トロンや仮想通貨に関する情報収集を行いながら投資しましょう。