SPXLとは?おすすめな人と3つのメリット、他のETFと徹底比較!

ETFに興味がある方も、SPXLとは具体的にどんなETFなのなのか、どんな人におすすめなのか、SPXLのメリット・デメリットを詳しく知りたいとお困りではないでしょうか。

SPXLは、S&P500にレバレッジをかけて運用する、いわゆるレバレッジETFです。簡単に説明すると、リターンは高いもののボラティリティに弱く、長期保有よりは短期取引に向いたETFということになります。

本記事では、SPXLがおすすめな人や他のETFのと使い分け、そしてメリットやデメリットまで詳しく解説しています。

SPXLに投資すべきか3分でわかります。ぜひ最後までご覧ください!

SPXLとは?構成銘柄や3つの特徴

次に、SPXLの特徴について解説します。この項でまとめているのは次の3つです。

SPXLについて
  • 構成銘柄
  • 年率
  • 配当比率

それぞれ詳しく見ていきましょう。

(1)構成銘柄

SPXLは、基本的にS&P500と構成銘柄が同じです。S&P500は、アップルやフェイスブックなどのいわゆるGAFAと呼ばれる銘柄が上位を占めます。

SPXLはS&P500をもとにしているため、これらの企業の業績が伸びれば、どんどん値上がりしていくでしょう。

SPXLなら値動きは3倍ですから、3倍の恩恵を得られるのが魅力ですね!

(2)年率

SPXLの年率リターンは長期的に見ると29%ほど。

S&P500自体が右肩上がりに伸びてきていますから、その恩恵を受けています。また、レバレッジETFですので、そのぶん通常のS&P500よりもリターンは高くなっています。

もちろん、短期的に見るとS&P500よりも下落してしまうケースもありますので、注意して取引してください。

リターンが高ければ高いほどリスクも大きくなるのが投資の鉄則です!

(3)配当比率

SPXLの配当はおよそ1%ほどになっています。

配当は年4回(3ヶ月ごとに配当落日)です。海外ETFとしては低い部類ですが、そもそもハイレバレッジによる値上がり益を狙う商品ですから、十分だと言えます。

ただし、直近は配当が行われていません。

長期的なインカムゲイン(配当)を期待するなら、やはり他のETFを選ぶ方が良さそうです。

SPXLがおすすめな人はこんな人!

繰り返しになりますが、SPXLはS&P500にレバレッジをかけた商品です。このようなETFはレバレッジETFとも呼ばれていますね。

 レバレッジとは
テコの原理のテコのこと。レバレッジを高めると、自分の持っている資産の何倍もの取引ができる。

SPXLなら、S&P500の3倍の値動きです。例えば、S&P500で+1,000円になったとき、SPXLなら+3,000円になると考えてもらえるとわかりやすいでしょう。

 レバレッジを高めると利益は高まりますが、同じだけ損失も膨らみやすくなります。

この特性を踏まえ、SPXLがおすすめなのは次のような人です。

SPXLがおすすめな人
  • 年齢が若い人
  • リターン重視で運用したい人
  • 短期的に利益を狙いたい人

投資において、年齢が若いほど取れるリスクは高まるとされます。

したがって、若年層の方はSPXLでリスクをとった運用も視野に入れやすいということですね。反対に、高齢になるとリスクは減っていきますから、あまり適さないと言えます。

また、短期的に利益を狙いたい人にもおすすめです。いかにS&P500と言えど長期的にはどこか下落してしまう場面は出てきますので、長期運用には向いていません。

典型的な「ハイリスク・ハイリターン」な投資商品だと言えるでしょう。

SPXLこれまでの値動きをチャートで解説

以下は、SPXLのこれまでの値動きをチャートで示したものです。

SPXLは2008年に設定されました。S&P500が右肩上がりで成長を続けてきたのと同じように、SPXLもずっと上昇していますね。2019年にコロナウイルスが発生するまで、ほぼ右肩上がりになっています。

コロナ禍の影響で、レバレッジETFであるSPXLは大きく下落してしまいましたが、その後は順調に回復してどんどん最高値を更新しています。

S&P500基準なだけあって、長期的に見れば非常に伸びていますね!

SPXLの値動きに関する3つのポイント

ここまでSPXLは順調に値上がりを続けています。しかし、重要なのは将来値上がりするかどうかですよね。そこでこの項では、SPXLの値動きに関連するポイントを3つだけ抜粋しました。

SPXLの値動きに関係があるポイント
  • 米国の景気
  • 新型コロナウイルス
  • GAFAの規制

それぞれ詳しく解説していきます。

(1)米国の景気

1つ目の要因は、米国の景気です。S&P500は、米国経済そのものに投資するようなもの。したがって、米国の景気や株価によってSPXLの価格も左右されます。

特に注意したいのが金利です。S&P500に限らず、金利は市場の大きな影響を与えます。米国の金利が引き上げられると、お金を借りて事業投資する企業が減り、景気が落ち込んでしまいます。

現在、米国は金利引き上げの実施を示唆しており、これによって金利が上がる可能性があります。

(2)新型コロナウイルス

2つ目の要因は、コロナウイルスの感染状況です。周知の通り、コロナウイルスは世界の経済に深刻な影響を与えてきました。

今後の感染拡大は誰にもわかりません。今後コロナが収まれば景気も良くなりますし、逆に感染状況が悪化すると景気も落ち込んでしまうでしょう。

世界経済に投資するなら、現状コロナウイルスの動向は要チェックですね!

(3)GAFAの規制

3つ目の要因は、GAFAの規制です。S&P500の上位を占めているのが、GAFAと呼ばれるIT企業群。

GAFAを構成する企業
  • Google
  • Amazon
  • Meta(旧Facebook)
  • Apple

現在、米国ではこのGAFAを規制すると示唆されています。

GAFAが動きにくくなると業績や株価が悪化し、それがS&P500の下落を招くかも知れません。

現状、S&P500とGAFAは切っても切り離せない関係にあります。

SPXLに投資する3つのメリット

SPXLに投資するメリットをまとめると、次の3つです。

SPX Lの3つのメリット
  • レバレッジをかけられる
  • 期待リターンが高い
  • 短期売買で利益を出しやすい

それぞれ詳しく解説します。

(1)レバレッジをかけられる

SPXLのメリット1つ目は、レバレッジをかけられること。何度も解説している通り、SPXLはレバレッジが3倍ですので、値上がりも値下がりの3倍の勢いで動くことになります。

確かに、下落局面では大幅に手持ち資産が目減りしてしまいます。しかし、長期的に成長を続けるS&P500ですから、3倍のリターンはそれを補って余りあるものだと言えるでしょう。

特に、債権やゴールドなど他の安定資産でリスクヘッジができているなら、SPXLは良い選択肢ですね!

(2)期待リターンが高い

SPXLのメリット2つ目は、期待リターンが高いこと。前述の通り、SPXLの年率はここ10年だけで見ると29%ほどです。通常のS&P500のリターンが10%前後ですから、ほぼ3倍ということになります。

さらに、S&P500は現在も成長を続けています。2021年にも過去最高値を記録していますから、今後も値上がりを期待できるでしょう。

安定したリターンの高さは魅力ですね!

(3)短期売買で利益を出しやすい

SPXLのメリット3つ目は、短期売買で利益を出しやすいこと。

当然ですが、S&P500は長期で利益を狙うものです。しかし、SPXLはレバレッジがかかっているため、短期的なリターンも十分だと言えるでしょう。

期待リターンで言えば、1年保有するだけでおよそ30%ほどの利益が得られます。

ただし、短期的に利益を出したいならしっかり市況を読む必要があります。

SPXLを始めるなら!おすすめのネット証券3選を徹底比較

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○
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出典:SBI証券公式サイト

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通常取引手数料 約定代金の0.495%
最低:0ドル 上限:22ドル(税込)

出典:マネックス証券公式サイト

SPXLと他のETFの比較&使い分け

多くの人が気になるのは他のETFとの使い分けでしょう。ただ、SPXLに関してはレバレッジという特性があるため、長期運用するようなETFとは毛色がまったく異なります。

役割がはっきりしているので、他と悩む必要がないということですね!

今回は以下の投資商品とSPXLを比較してみました。

SPXLと比較する投資商品
  • S&P500
  • VOO
  • SPXS

それぞれの違いをわかりやすく解説します。

(1)S&P500

S&P500とはリスク・リターンの差で使い分けることになります。S&P500は値動きが安定しており、長期運用向けです。一方で、SPXLはS&P500を元にしているのは変わりませんが、3倍のレバレッジがかかっています。

したがって、短期で利益を狙うのに適しています。

同じS&P500でも、運用目的がまったく違うのでわかりやすいですね!

(2)VOO

VOOもSPXLと同じくS&P500を元にしたETFです。しかし、VOOはレバレッジがかかっていないため長期保有向けになります。

配当がもらえるのは同じですが、配当狙いなら長期保有が重要です。したがって、配当目当てで投資するなら、安定性の高いVOOの方が適していると言えるでしょう。

SPXLはあくまでキャピタルゲイン(値上がり益)を狙う商品ということですね。

(3)SPXS

SPXSは、S&P500とは反対方法に動くレバレッジETFです。

したがって、下落相場で真価を発揮します。SPXLやS&P500が下落している局面でSPXSを保有することで、リスクヘッジが可能になるというわけです。

値動きが反対というだけで、基本的にはSPXLと同じように短期取引で活用することになるでしょう。

SPXLとSPXSは似ていますが、相場の局面に合わせて使い分けると良いですね!

SPXLに投資する3つの方法

次に、実際にSPXLに投資してみましょう。とはいえ、投資方法には以下の3つがあるため、自分に合った方法を選択することが大切です。

SPXLへの投資方法
  • 現物取引
  • CFD取引
  • 積立投資

それぞれわかりやすく解説します。

(1)現物取引

最も基本的な取引方法がこの現物取引です。

 現物取引とは
現金を支払って商品を購入すること。現在の商品価格で購入できる。

現物は好きなタイミングで取引可能です。しかし、購入の都度口座に現金を入れて注文する必要があります。

(2)CFD取引

CFD取引はやや上級者向けの投資方法だと言えるでしょう。

 CFD取引とは
差金決済取引のこと。損益のみを受け渡すことで決済するやり方。限月になると自動的に決済される。

CFD取引はレバレッジを高めて取引できるのが魅力です。また、現物を取引するだけではないため、下落局面でも「売り」を入れることで利益を狙うことができます。

(3)積立投資

初心者におすすめの方法が積立投資です。積立投資では、毎月決まった額に投資する方法。一度設定すれば、毎回入金や注文する必要がなく、圧倒的に楽なのが嬉しいポイントです。

この方法はドルコスト平均法とも呼ばれており、リスクを減らしたいときに役立ちます。

 ドルコスト平均法とは
定期的に同じ値段で買い付けを行うことで、購入価格が均されて平均で購入できると言う理論。

ただし、SPXLは長期投資向けではないため、積立投資に適していません。なお、証券会社によって利用できる取引方法は異なります。

次の項では、上記で解説したことを踏まえておすすめのネット証券を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

SPXLに投資する3つのデメリット

SPXLはS&P500がベースなだけあって、非常にパフォーマンスが高いです。その一方、次のような欠点もあります。

SPXLのデメリット
  • ボラティリティが高い
  • 積立NISAで投資できない
  • 経費率が高め

自分の投資方式を考え、合わないようなら他の銘柄を選ぶべきでしょう。それでは詳しく解説します。

(1)ボラティリティが高い

SPXLのデメリット1つ目は、ボラティリティが高いこと。ボラティリティとは、値動きの大きさを指す言葉です。レバレッジETF共通の弱点として、下落局面では急激に価格が下がってしまいます。

特に、下落が長期的に続くと通常のS&P500と価格が大きく剥離してしまうでしょう。

ただし、長期的に見れば値上がりを続けていることは変わりません。

(2)積立NISAで投資できない

SPXLのデメリット2つ目は、積立NISAで投資できないこと。

 積立NISAとは
税制優遇制度のこと。20年間投資の値上がり益・配当が非課税になる。期限は20年間。

SPXLに限らず、海外ETFは積立NISAの投資対象に入っていません。積立NISAは、投資初心者も利用しやすい優秀な優遇制度。初心者が投資を始めるなら、積立NISAに対応したS&P500の方が適していると言えるでしょう。

ただし、NISA口座であればSPXLのような海外ETFにも投資できます!

(3)経費率が高め

SPXLのデメリット3つ目は、経費率が高めなこと。

 経費率とは
運用にかかる手数料。より詳しく言うと、ETFの純資産額に対し、運用に必要な経費の割合のこと。

SPXLの経費率は1.0%前後と高めです。他のETFと比較すると、VOO(0.03%)やQQQ(0.2%)と比べると経費率が高く、長期的にコストがかさみやすいのがネックです。

SPXLが長期保有に向かない要因のひとつでもありますね。

SPXLに関するよくある質問

SPXLはどんなETF?
S&P500をベースにしたレバレッジETFです。
通常のS&P500の3倍の値動きをします。例えば、S&P500が500円下落したら1,500円下落、500円上昇したら1,500円上昇します。
SPXLは配当がもらえる?

SPXLは配当も実施されています。
しかし、配当比率は1%ほどと低水準です。
さらに、長期保有にも向かないため、配当目当てであればSPYDやHDVなど、高配当銘柄に投資する方が良いでしょう。

SPXLとS&P500の違いは?

S&P500とSPXLの違いはレバレッジがあるかどうかです。
したがって、リターンよりも安定性を重視するならS&P500、ハイリスクハイリターンならSPXLを選ぶと良いでしょう。

SPXLはどう運用するのがいい?
SPXLは短期取引に適しています。
したがって、長期保有するのではなく、景気が良くなる局面を狙って取引するのが良いでしょう。さらにレバレッジを高める場合、CFD取引を活用するのがおすすめです。

まとめ

SPXLは、いわゆるレバレッジETFの一種です。S&P500がベースとなっていますが、通常のS&P500の3倍の値動きをします。

下落局面では3倍値下がりしてしまうものの、上昇相場では3倍のリターンを狙えます。10年来の年率リターンは29%程度で、非常にパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

最後に、SPXLのメリットについて再度おさらいします。

SPXLのメリット
  • レバレッジをかけられる
  • 期待リターンが高い
  • 短期売買で利益を出しやすい

SPXLは安定性に欠けるため、長期投資に向きません。しかし、短期で大きな利益を狙うことも可能ですので、リターン重視で投資をしたいならぜひSPXLに投資してみましょう!

・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
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