
ライトコインは、2011年にビットコインの技術を応用して誕生した仮想通貨の一種で、アルトコインの中でも歴史が古く知名度も高いことから気になっている人は多いのではないでしょうか。
購入することで多くのメリットが期待される銘柄でもありますが、今後の価格予想や将来性、買い時はいつなのでしょうか。
今回は、ライトコインがどのような仮想通貨なのか詳しく紹介します。


株式会社クシム CTO

Contents
ライトコイン(LTC)とは?
ライトコインとは、2011年にビットコインの技術を応用して誕生した仮想通貨の一種です。
開発したのは元Googleの社員である「Charlie Lee氏」であり、「日常的な決済手段として使われるために開発された」ともいわれています。
現在ではさまざまな種類の仮想通貨がありますが、その中でもライトコインは古くから存在しています。
ライトコインの発行上限枚数は約8,400万枚を予定しており、ビットコインの4倍近くあります。詳細は後述しますが、処理速度が高速であり価値も安定しやすい仮想通貨といわれています。
アルトコインの中でもビットコインとの関連性が高く、影響を受けやすいのも大きな特徴といえるでしょう。

ライトコイン(LTC)の価格・相場
ライトコインの価格は、2022年3月8日現在で約1万1500円です。2017年の12月に約3万4000円まで上昇しますが、それまで長い期間数百円程度の価格で推移していました。
しかし、3万円台と一度ピークを迎えた後は価格は下がり続け、2018年の12月には3000円台まで下がります。
そして、ライトコインの半減期は「2019年8月」といわれていたこともあり、2019年に買い込み需要が高まり、価格は一気に5倍近くまで上がりました。
その後は、2020年末に大手決済サービスである「ペイパル」が、仮想通貨を決済手段として使えるようになるサービスを提供しています。
このことにより、ライトコインの価格は上昇を続け、2021年の5月に約3万7000円まで上がります。

ライトコイン(LTC)とビットコイン(BTC)の関係性
ライトコインはビットコインの派生として生まれた仮想通貨です。
ビットコインはトランザクション(取引)の処理速度が遅いことがデメリットであるため、その課題を解決する目的で開発された経緯があります。
これはシステムの処理能力に限界があるため、利用者が急増すると処理が追いつかず、取引や決済までに時間がかかるというものです。
その結果、1つのブロックでより多くの取引データを処理でき、承認スピードを早められるため、取引手数料を小さくできるのです。
さらに、ライトコインはビットコインと違い発行枚数の上限も異なります。ビットコインの発行枚数上限は約2100万枚ですが、ライトコインの発行上限枚数は約8400万枚です。
発行枚数の上限が多いことから、価値は安定しやすいといえるでしょう。

ライトコイン(LTC)の半減期について
仮想通貨には「半減期」という期間があります。半減期とは、時間の経過とともに仮想通貨の発行数を減らすことにより、価値が上昇する可能性を高めるものです。
ビットコインを始めとする仮想通貨は、取引データやさまざまな数値データを記録するために、膨大な計算処理が必要になります。
このデータはデジタル上の帳簿のようなものであり、改ざんできないため仮想通貨の価値を保っているのです。
半減期とは、この報酬である通貨の枚数が減少・半減する期間であり、仮想通貨の種類によって決まっています。
半減期は得られる報酬が少なくなることからマイナーの活動が鈍り、仮想通貨の供給量が低下する時期です。仮想通貨の供給量が低下することで希少性が増し、価値が高くなる仕組みです。
ビットコインの場合は21万ブロックごとに半減期が訪れますが、ライトコインの場合は84万ブロックごとに半減期が訪れます。

ライトコイン(LTC)の将来性
ライトコインは、今後実用化されていくと見込まれています。もともと実用化を重視して開発された仮想通貨であり、処理速度・決済速度が早いことから手数料が低いのが特徴です。
そのため、今後は決済サービスとして普及することが予想されています。ライトコインの利用が広く普及することで、価値は高まるでしょう。
また、ライトコインはビットコインと特性が似ているため、ビットコインの価値変動の影響を受けやすいです。
現在、アメリカなどでは「ビットコインETF」が承認され、個人投資家なども参入しやすいため価値が高まると予想されています。

ライトコイン(LTC)の今後を予想!最新情報は?
決済手段として普及
ライトコインはペイパルで使われるようになりましたが、今後は他の決済・送金手段として使われる見込みです。先程の通り、新技術の導入や決済事業者との提携を活発に進めています。
ビットコインよりも処理速度=決済速度が早いことから、決済手段として注目されています。このように、ライトコインがより普及することにより、価格は高まっていくと考えられるでしょう。
ライトニングネットワークの導入
ライトコインでは今後、ライトニングネットワークを本格的に導入する可能性が高いです。
この技術を活用することで、少額の決済でも効率良く処理できるため、送金手数料を下げられます。

ビットコインの影響
他にも、今後はビットコインの価格上昇による影響を受け、ライトコインの価格も高まると予想されています。
それに追随する形でライトコインの需要も高まりやすいです。ライトコインの将来性を考えるときは、ビットコインの動向にも注意することが大切です。
ライトコイン(LTC)を購入できるおすすめ取引所5選
これから仮想通貨投資を始めてみようと考えている方にとって、どの仮想通貨取引所を利用するかは大切なポイントになってきます。
現在、金融庁に登録されている安全な仮想通貨取引所は31社※存在しますが、ご自身にとって最適な取引所は何を基準に選ぶべきか迷ってしまいますね。
そこで、今回は当サイトでおすすめしている取引所を厳選してピックアップ。

※2022年6月時点
Coincheck(コインチェック)
- 親会社が東証一部上場企業で信頼できる
- シンプルで使いやすい公式アプリ
- 500円からビットコインを購入可能
- 取扱銘柄数は国内最大級の17種類
- NFTなど取引以外のサービスも豊富
Coincheckは、親会社が東証一部上場企業のマネックスグループ。セキュリティ技術が高く、安心安全に取引を行えるでしょう。
特におすすめなのが「Coincheckアプリ」です。シンプルな設計で見た目の使いやすさに優れているのが特徴で一目で使い方が分かるので、投資初心者の方でもすぐに使いこなせるでしょう。
アプリ内では500円から取引可能なので「大きな額を投資するのは怖い」「はじめての投資だからまずはお試しでやりたい」という方にも最適です。

さらにコインチェックでは仮想通貨取引初心者におすすめなCoincheckつみたてと呼ばれる自動積立サービスがあります。
「毎日チャートは追えない、難しいことは分からない」という方でも、 一定額を毎月自動で投資してくれるので着実に仮想通貨を増やしていきたいという方にもおすすめです。

Coincheck(コインチェック)の基本情報
取引通貨数 |
17種類
|
---|---|
レバレッジ | レバレッジなし |
送金手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 通常無料 |
出金手数料 | 一律407円 |
DMM Bitcoin
- レバレッジ取引可能な仮想通貨の数国内No.1※1
- 各種取引手数料無料
- 手数料を抑えられる独自の取引方法がある
- 取引開始まで最短1時間※2
- 365日土日祝日含めLINEでサポート対応
DMM Bitcoinは、DMMグループが運営する仮想通貨取引所です。DMM.comグループ全体では年間に2,000億円以上の売上を超える大企業です。
特にDMM Bitcoinは、レバレッジ取引が魅力。国内最多級の21通りもの組み合わせで仮想通貨取引が可能です。土日祝日含め365日LINEやメールでのサポート体制をとっているので、仮想通貨(仮想通貨)初心者でも安心して取引できます。
DMM Bitcoinの独自の注文方法に『Bitmatch注文』という仕組みがあります。
取引所のようにマッチングするのは売り手と買い手ですが、約定相手はDMM Bitcoinとなります。通常販売所ではスプレッドがあり、見えない手数料が大きくかかりますが、BitMatch注文なら最小限に抑えられるのです。

DMM Bitcoinの基本情報
取引通貨数 |
19通貨
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 現物取引:無料 レバレッジ取引:無料 ※BitMatch取引手数料は2円〜 |
主な通貨の送金手数料 | 無料 |
入金手数料 |
|
BITPOINT(ビットポイント)
- 大手にないが魅力的でマイナーなアルトコインを多く取り扱う
- 各種手数料が無料
- 新規口座開設でお得なキャンペーンを実施中
BITPOINT(ビットポイント)は、2017年9月に金融庁の認可を受けた東証2部上場の株式会社リミックスポイントの子会社が運営する取引所です。
BITPOINTでは、コインチェックやbitFlyerなどの大手にはないアルトコインが取引できるのが最大の特徴です。
またビットコインキャッシュ(BCH)・ライトコイン(LTC)・ベーシックアテンショントークン(BAT)などのレンディング(貸仮想通貨サービス)も可能です。
レンディングをすれば保有通貨を取引所に一定期間貸しておくだけで賃借料を受け取れるので、アルトコインでコツコツ投資をしたい人におすすめです。

BITPOINTの基本情報
取引通貨数 |
12通貨
|
---|---|
レバレッジ | - |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
主な通貨の送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
- ビットコイン取引量国内6年連続No.1※1
- 15種類のアルトコインを取引可能
- 各種取引手数料が無料
- 1円から仮想通貨を購入できる
- 7年以上ハッキング0
bitFlyerは「株式会社bitFlyer」によって2014年にサービスが開始された仮想通貨取引所です。ビットコインの取り扱い量は仮想通貨業界でトップをひた走っており、「ビットコイン取引量国内6年連続No.1」※1となっています。
bitFlyerでは1円から仮想通貨を購入することが可能です。少額取引可能な仮想通貨取引所でも最低取引金額は500〜1,000円というところが多いので、これは破格の数字と言えるでしょう。
ビットコインはもちろん、イーサリアムやリップルなどの主要アルトコインも1円から購入できます。
またbitFlyerはセキュリティ対策も万全で、7年間1度もハッキング被害に遭っていません。利用者が安心して取引できるようなサポート体制も充実しています。
大手仮想通貨取引所ならではの手厚いサービスが受けられますので、口座を開設しておいて損はない取引所と言えるでしょう。

bitFlyerの基本情報
取引通貨数 |
15種類
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 0.01 ~ 0.15% |
取引所手数料 | 無料 |
主な通貨の送金手数料(BTC)※bitWireを除く | 0.0004BTC |
入金手数料 |
|
出金手数料 |
|
GMOコイン
- 取扱銘柄数国内No.1※1
- 500円から積立投資を行える「つみたて仮想通貨」
- 現物の売買からレバレッジ取引まで、1つのアプリでできる
- 信頼と実績の「GMOインターネットグループ」が運営
- 各種手数料が無料
GMOコインは「GMOインターネットグループ」によって運営されている仮想通貨取引所です。
GMOコインの特徴は取り扱い通貨の豊富さ。現在20種類の仮想通貨を取り扱っており、取扱銘柄数は国内No.1※1となっています。
ビットコイン・イーサリアム・リップルなどのメジャー銘柄はもちろん、コスモスやダイなど他の取引所ではなかなかみられないようなアルトコインも取り扱っています。

また、GMOコインでは仮想通貨取引初心者でも手軽に投資できる「つみたて仮想通貨」を提供しています。
つみたて仮想通貨は毎月自動的に一定額を仮想通貨に投資してくれるので、普段忙しくてチャートを気にしていられない人や、仮想通貨の知識があまりない人でも安心です。
毎月500円から、ビットコインなど18銘柄に投資することができます。
GMOコインの基本情報
取引通貨数 |
20種類
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 |
|
主な通貨の送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料※銀行手数料の負担あり |
出金手数料 | 無料 |
まとめ
今回は、アルトコインの中でも知名度が高い「ライトコイン」について解説しました。ビットコインの課題を解決するために開発された仮想通貨であり、今後決済サービスとして普及することが見込まれています。
価格はビットコインと連動する特性もあることから、ビットコインと併せて投資する人も多いでしょう。

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