
社会保険労務士(社労士)は、企業における社会保険や労働関連に対応する職業です。重要な役回りを任されることも多く、目指している人もいるのではないでしょうか。
とはいえ、「社労士の年収ってどのくらいなの?」「どうしたら社労士になれるの?」このようにさまざまな疑問が思い浮かびますよね。
そこで本記事では、社労士になりたい方に向けて、社労士の年収について詳しく解説します。

Contents
社労士(社会保険労務士)とは
社労士とは、社会保険労務士の略称です。毎年一度行われる社会保険労務士試験に合格し、2年以上の実務経験を有する社会保険労務士名簿に登録された者のことをいいます。
最近では少子高齢化社会の影響で、医療保険や年金制度などへの相談が増えており、幅広いお悩みや要望にも応じています。これからの時代、社労士の重要性はさらに増していくと予想されます。

社労士の具体的な仕事内容
社労士の仕事内容は、1号業務、2号業務、3号業務大きく分けて3つの業務に分けられています。
1号業務は、労働社会保健諸法令に基づき、健雇用保険や健康保険、厚生年金などに関する書類を作成し、労働基準監督署などの行政機関へ提出代行する仕事です。
3号業務は、企業における労務管理やその他の労働に関する事項及び、労働社会保健諸法令に基づく社会保険に関する事項について相談または指導する仕事です。
3号業務のみ社労士の独占業務ではありませんが、難しい判断が必要になるため社労士が行っているケースが多いといえます。

社労士の平均年収
社労士は開業した場合と企業に就職した場合で、平均年収は若干異なります。
独立開業した場合の年収
日本学術振興会科学研究費助成事業の研究データによると、開業した社労士の個人年収の割合が高い層は以下のとおりです。
300万円未満 | 26.3% |
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300万円~400万円未満 | 15.3% |
400万円~500万円未満 | 12.2% |
1,000万円以上~3,000 万円未満 | 12.6% |
600万円~1,000万円未満の割合は少なく、開業社労士の年収には大きく開きがでることが分かります。年齢や経験値などが影響しており、上手くいかない場合は勤務社労士よりもあまり稼げないといえるでしょう。
一方で開業に成功した場合は、1,000万円以上と高収入を期待できる職業でもあります。
会社に就職した場合の年収
日本学術振興会科学研究費助成事業の研究データによると、開業した社労士の個人年収は以下のような割合で分かれています。
400万円以上~500万円未満 | 14.4% |
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500万円以上~600万円未満 | 16.7% |
700万円以上~800万円未満 | 15.6% |
実績や人脈、経験値などによって、年収が左右していると考えられます。また企業の規模や勤務地によっても若干変動しますが、開業社労士ほどの開きはありません。
【年代別】社労士の平均年収
次に、社労士の平均年収を年代別にご紹介します。
20代
20代社労士の正式な平均年収は発表されていませんが、MS Agentのデータによると平均年収は383万円とのこと。
出典:MS Agent
出典:令和2年分民間給与実態統計調査結果
30代
MS Agentのデータによると、30代社労士の平均年収は442万円とのこと。開業して事業に成功している場合、30代でも年収1,000万円を超える社労士もなかにはいます。
勤務形態や勤め先、実績の有無などによって、年収に大きく開きが出始める年代だと考えられるでしょう。
出典:MS Agent
40代
MS Agentのデータによると、40代前半の社労士平均年収は534万円、40代後半の平均年収は623万円とのこと。
出典:MS Agent
社労士の資格取得方法
社労士の資格を取得する方法は、年に1回実施される社労士試験に合格し、2年以上の実務経験または実務指定講習の修了が必要です。
社労士の資格が受かった後は、どちらから片方の条件を満たすことが必須となります。これらの過程を踏むことで、一人前の社労士として社会で活躍できるわけです。
社労士試験に合格するためには、通信講座を活用してみる方法もおすすめです。講座を利用すれば、最新のノウハウに則った効率の良いカリキュラムで学べて最短で合格を目指せます。
社労士の資格取得におすすめの通信講座徹底比較
合格率が過去5年間7%を推移しており難易度が高い社労士試験。膨大な学習時間を要し、特定分野の深い知識まで求められるということもあり、独学で学ぶことは非効率と言わざるを得ないのが現状です。
そんな社労士試験に合格するためには社労士の試験合格や資格取得に強い通信講座の利用をおすすめします。社労士試験対策に強い通信講座は比較的多くありますが、各社によって強みや特長は異なります。

fa-arrow-circle-o-right表は右にスクロールできます。
社労士の資格取得におすすめの通信講座 |
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価格 | 46,800円 | 78,800円 | 79,800円 | 60,000円円 | 64,900円 |
合格率 |
非公開 | 29.4% | 25% | 6.60% | 非公開 |
おすすめポイント |
学習はすべてスマホで完結 | もし不合格でも全額返金 | 合格したら受講料全額返金! | 割引制度や無料講義が充実 | もし不合格でも全額返金 |
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出典:各種公式サイト
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STUDYing(スタディング)
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- スライド講義なので動画がインプットのメイン
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STUDYingの社労士講座のおすすめポイント
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2つ目の総合コースは、試験前までの総仕上げができる直線対策と合格試験を受講でき、3つ目のフルコースは、社労士試験の科目を身近な事例から理解できる入門講座となっています。
いずれのコースも無理なく短期間で合格できる講座を目指して開発されているので、全くの初心者でも理解しやすい内容です。忙しい人でも短期間で合格を目指すことが可能です。

基本情報
通信講座名・料金(税込) |
合格コース:46,800円 |
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教材・テキスト |
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各種割引制度 |
お祝い金10,000円(合格者対象) |
サポート体制 | 特になし |
合格実績 | 非公開 |
教育訓練給付金制度対象講座 | × |
出典:STUDYing(スタディング)
※2022年6月時点
フォーサイト
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バリューセット3を選択した方がもし不合格だった場合、講座料金はすべて返金されて翌年分に充てられる点もうれしいポイントです。

基本情報
通信講座名・料金(税込) | バリューセット3:121,800円~ |
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サポート体制 |
|
各種割引制度 |
不合格時の全額返金補償 |
合格実績 | 29.4%(2021年度) |
教育訓練給付金制度対象講座 | ◯ |
出典:フォーサイト
※1 2021年度、公式サイトによる
※2022年6月時点
アガルートアカデミー
- 合格率が全国平均の約3.16倍も高い
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アガルートアカデミーの社労士講座のおすすめポイント
アガルートアカデミーを利用した社労士受験者の合格率は25%と全国平均の約3.16倍と、非常に高い実績を誇ります。
料金を抑えながら満足できる講座を受けたいという方には、アガルートアカデミーがおすすめです。

基本情報
通信講座名・料金(税込) | 入門総合カリキュラム:75,460円 |
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サポート体制 | Facebookで質問可能 |
各種割引制度 |
3万円プレゼントもしくは受講代全額返金 |
合格実績 | 25%(2021年度) |
教育訓練給付金制度対象講座 | ◯ |
出典:アガルートアカデミー
※2022年6月時点
LEC東京リーガルマインド
- 講座の種類が豊富
- 割引システムも充実
- 大手資格予備校ならではのクオリティ
LEC東京リーガルマインドの社労士講座のおすすめポイント
LEC東京リーガルマインドは資格系予備校としては名門の大手企業となっており、基本的に通学制の講座が多いなかで近年では通信講座の開設にも力を入れています。
通学講座がメインですので、通信講座の受講料も他社と比べると高額に設定されています。しかし名門という名にふさわしいカリキュラムが組まれていますので、初学者でも十分合格を目指せるでしょう。

基本情報
価格 | 225,000円(税込) |
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サポート体制 |
解答速報 Score Online メールマガジン バックアップサポート |
合格実績 | 非公開 |
教育訓練給付金制度対象講座 | ◯ |
出典:LEC東京リーガルマインド公式サイト 資格のキャリカレはお得な受講料と充実したサポート体制に定評のある通信講座となっています。他社では比較的高額な社労士講座も、資格のキャリカレであれば約65,000円で受講することができます。 資格のキャリカレでは短期合格を実現できるようなカリキュラムとなっており、受験生を多方面からサポートしてくれます。 合格実績が公表されていないため少々の不安は残りますが、実際に利用して合格を勝ち取った口コミなども多いので、クオリティーは問題ないでしょう。 添削指導 返金保証 出典:資格のキャリカレ公式サイト ユーキャンでは幅広い通信講座を取り扱っており、もちろん社労士講座も開設しています。最大1年間サポートをしてくれるので初学者でも安心して学習に取り組むことができるでしょう。 ユーキャン最大の特徴としてはその合格実績です。ユーキャンの社労士講座では10年間で累計2500名もの合格者を輩出しています。 長年の通信講座運営で編み出した独自のカリキュラム・教材がその合格実績を作り出しているのでしょう。 質問サポート 添削サポート 出典:資格のキャリカレ公式サイト クレアールは社労士のような難関資格でも短期合格を目指す「非常識合格法」が有名な通信講座です。「非常識合格法」とは、クレアールが開講以降着実に積み上げてきたノウハウを活用した独自の学習システムです。 またクレアールの「セーフティーコース」を申し込むと、万が一社労士試験に不合格となってしまった場合、通信講座の受講期限が1年間延長されます。 それだけでなく今まで受けていたサービスに加えて、他のコースの映像授業を閲覧することが可能になります。 出典:クレアール公式サイト 社労士の資格を取得する方法は、年に1回実施される社労士試験に合格し、2年以上の実務経験または実務指定講習の修了が必要です。社労士試験に合格するためには、通信講座を活用してみる方法もおすすめです。講座を利用すれば、最新のノウハウに則った効率の良いカリキュラムで学べて最短で合格を目指せます。 本記事では、社会保険労務士になりたい方に向けて、社労士の基本情報や年代別の平均年収、資格を取得するためのおすすめの通信講座を紹介しました。 社労士の平均年収は年齢が上がるほど高くなり、大手企業への就職や開業によって1,000万円以上も目指せます。社労士の試験に合格するのは簡単ではありませんが、就職が決まれば一生続けられる仕事です。
※2022年6月時点資格のキャリカレ
資格のキャリカレの社労士講座のおすすめポイント
基本情報
価格
64,900円(税込)
サポート体制
合格実績
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教育訓練給付金制度対象講座
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※2022年6月時点ユーキャン
ユーキャンの社労士講座のおすすめポイント
基本情報
価格
79,000円(税込)
サポート体制
合格実績
非公開
教育訓練給付金制度対象講座
◯
※2022年6月時点
クレアール
クレアールの社労士講座のおすすめポイント
基本情報
価格
81,900円〜(税込)
サポート体制
不合格の場合、次年度の受講料無料
合格実績
非公開
教育訓練給付金制度対象講座
◯
※2022年6月時点
よくある質問
まとめ
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