
ビットコインやイーサリアムといった、従来の仮想通貨の課題解決を目的としており、第3のブロックチェーンとも言われているIOSTは、2018年にできたばかりのまだ新しい仮想通貨です。
2021年に入り、国内大手取引所「Coincheck」が取り扱いを始めたことで認知度が上昇。IOSTの今後の値動きについて、またIOSTの買い時や値上がりする根拠はあるのか興味を持つ方が増えています。
本記事ではIOSTの値上がりの要因や、今後1000円になるのか|価格上昇のポイント、買い時について詳しくまとめました。

日本国内で唯一IOSTが購入できるCoincheckは、親会社が東証一部上場企業であるマネックスグループ株式会社であることからセキュリティ技術も非常に高く、安心・安全に仮想通貨取引が可能。
500円から17種類もの仮想通貨が購入でき、さらに自動積立サービスを利用することで初心者をはじめ毎日チャートを追えない方も一定額を毎月自動で投資してくれるので着実に増やすことができます。
Contents
IOSTとは?
まず、IOSTとはどのような銘柄か知っておきましょう。IOSTと他の仮想通貨との違い、そしてIOSTがどのように活用されているのかについて詳しく解説していきます。
(1)他の仮想通貨との違い
IOSTは、2018年1月に作られた仮想通貨です。ブロックチェーンを利用したサービスの普及を目的としており、シンガポールの非営利団体「IOST財団」によって作られました。
IOSTは、第3世代のブロックチェーン技術と呼ばれています。
また、幅広く利用されているプログラミング言語「JavaScript」を採用しており、幅広いエンジニアが開発に参加できるのも特徴です。

(2)どんなことに活用されているの?
IOSTの特徴のひとつは、処理速度が早いことです。IOSTはなんと1秒間8,000件もの処理能力を持っていることから、それを活かしてアプリケーション開発に用いられています。
IOSTは国内でも活用されており、再生可能エネルギー電力の取引システムの実証実験、医療現場でデータ管理の研究開発などに活用されています。
またIOSTの公式サイトによると、その処理速度を生かしてアプリケーション開発にも活用されているそうです。

(3)IOSTが普及するとどうなる?
IOSTが普及すると、スピードを重視する業界などで、幅広く活用されることが期待されています。IOSTは処理速度の速さから、世界中の注目を集めているのです。
IOSTには世界的な知名度を誇るベンチャーキャピタルが注目しています。またGoogleやウーバーテクノロジーズなどの世界的企業からプロジェクトメンバーが参加しているのです。
このことからもIOST普及によるメリットは絶大だと言えます。
(4)開発者は中国人技術者Jimmy Zhong
IOSTのプロジェクトを発足したのは中国人技術者の「Jimmy Zhong」です。Jimmyは大学在学中にブロックチェーンに強い興味を抱いていました。
当時のブロックチェーンが抱えていた課題を解決することを目的として、JimmyはIOSTの開発に取り組んだのです。
Jimmyは経営者としての実績も素晴らしく、在学中に起こした「StudyPool」を4000万ドルで売却しています。
IOSTの5つの特徴
IOSTは、従来の仮想通貨とは大きく異なります。特に大きな特徴をまとめると、以下の5つです。
- PoBを採用している
- JavaScriptで参入が簡単
- スケーラビリティ問題を解決している
- 送金がより速くなっている
- DiFiプロジェクトに大きく左右される
わかりやすく解説しますので、それぞれ順に見ていきましょう。
(1)PoBを採用している
IOSTの大きな特徴1つ目は、PoBを採用していること。まず、仮想通貨にはいくつかの「コンセンサスアルゴリズム」というものがあり、銘柄によって使われているアルゴリズムが異なります。
IOSTで採用されているのはPoB (Proof of Believability)です。
ビットコインやイーサリアム等に採用されているのはPoW(Proof of Work)ですが、この仕組みはひとつのノードに処理が集中するため、時間がかかるという問題がありました。
しかし、IOSTではPoBを採用して複数のノードに処理を分散させることにより、処理速度を高めることに成功しています。

(2)JavaScriptで参入が簡単
IOSTの大きな特徴2つ目は、参入が簡単なこと。IOSTには、JavaScriptというプログラミング言語が採用されています。
この言語は仮想通貨以外にも幅広く使われているメジャーな言語ですので、多数のエンジニアがIOSTの開発に参加することが可能です。
一方、イーサリアムでは「Solidity」という言語が採用されています。この言語はJavaScriptほどメジャーな言語ではなく、開発に携われる人は限られてしまいます。

(3)スケーラビリティ問題を解決している
IOSTの大きな特徴3つ目は、スケーラビリティ問題を解決していること。ビットコインなど、従来の仮想通貨ではひとつのブロックの中に書き込める取引データ(トランザクション)の数が限られていました。
それにより、ブロックの容量がオーバーすると処理速度が低下してしまうという問題があったのです。これをスケーラビリティ問題と呼んでいます。
IOSTでは「EDS」というシステムを採用することでこれを解決しています。

(4)送金がより速くなっている
IOSTの大きな特徴4つ目は、送金がより速くなっていること。IOSTでは、シャーディングという技術が採用されています。
先ほども解説した通り、従来の仮想通貨では、ブロック内のデータ量が大きくなりすぎて送金スピードが遅くなってしまうという問題がありました。
しかし、IOSTはシャーディングを採用することで送金速度が速くなり、その分処理が軽減されるため手数料も節約できます。

(5)DiFiプロジェクトに大きく左右される
IOSTの大きな特徴5つ目は、DeFiプロジェクトに大きく左右されること。
DeFiとは分散型金融で、集権的な管理者(例えるなら政府や銀行など)が存在しない金融サービスのことです。主な銘柄としては、イーサリアムなどが挙げられますね。
IOSTもDeFiに関連する銘柄ですから、DeFiプロジェクトの進捗によって大きく価格が左右されます。

IOSTのこれまでの値動き
IOSTは登場から注目を集めており、何度も価格変動を繰り返しています。ではこれまでどのような値動きをしているのでしょうか?
この章ではIOSTのこれまでの値動きを紹介していきます。今回は以下の点に注目して値動きを解説していきます。
- IOST登場直後の値動き
- Coincheck上場後の値動き
IOST登場直後の値動き
IOSTが登場したのは2018年のことです。IOSTが登場した直後は、注目を集めていたこともあってか、強い高騰傾向が見られました。
最高値は1IOST=14円です。この時期は仮想通貨全体に成長傾向が見られており、他の仮想通貨よりも性能面で注目されていたことが原因だと言われています。
序盤には強い価格高騰が見られましたが、その後は下落し、最終的に1IOST=2円前後※で変動しています。
※2022年5月26日現在

Coincheck上場後の値動き
2020年9月、IOSTは仮想通貨取引所である「Coincheck」に上場しました。上場した直後は特に動きはありませんでしたが、2021年に仮想通貨全体に追い風が吹き、1IOST=9.8円まで高騰しています。
これからもIOSTは成長すると言われています。実際1IOST=0.6円の時に購入した格闘家の朝倉未来さんは、元手を1億円以上に増やすことに成功しています。

IOSTの今後の値動きは?価格上昇の5つのポイント
結論からお伝えすると、IOSTの今後の値動きは誰にもわかりません。
しかし、今後どのような要因で価格が上昇するか予想することはできますので、この項ではIOSTの価格上昇の5つのポイントについて解説します。
- 市場参加者の増加
- 認知度の向上
- プロジェクトの進捗
- エアドロップ
- 国内取引所への上場
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)市場参加者の増加
IOSTの価格上昇の要因1つ目は、プレイヤーの増加です。プレイヤーとは、いわゆる「DeFiへの参加者」のことですね。今後DeFiプロジェクトが発展すれば、金融業界に大きな影響を与えるため、IOSTの価格も上昇することでしょう。
現在のDeFiは、ガス代が高額になることが問題視されています。また、イーサリアム等はPoWを採用しているため、処理速度にも問題があります。

(2)認知度の向上
IOSTの価格上昇の要因2つ目は、認知度の向上です。
前述した通り、IOSTは非常のポテンシャルの高い仮想通貨です。従来の仮想通貨と比べ、処理速度も速いですし、送金の手数料も抑えられます。
ただし、まだまだ認知度が低いため、価格は控えめになっています。
国内でも上場している取引所はCoincheckの一社のみなので、これから取り扱う取引所が増えてくれば、必然的に知名度も上がっていくでしょう。

(3)プロジェクトの進捗
IOSTの価格上昇の要因3つ目は、プロジェクトの進捗です。最初に解説しましたが、IOSTはさまざまなサービスが開発されています。
例えば、エバーシステムという会社は医療データを共有するのに、IOSTでの検証を行なっていますし、それ以外にもさまざまな検証が行われているのです。
今後、IOSTを活用したサービスが世に出れば一気に注目され、価格が上昇することもあるでしょう。

(4)エアドロップ
IOSTの価格上昇の要因4つ目は、エアドロップです。IOSTでは何度かエアドロップが行われており、この直前には価格が上昇しています。
なお、IOSTでエアドロップが行われたタイミングは以下の4回です。
- 2018年7月
- 2019年5月
- 2021年2月
- 2021年9月30日
エアドロップが行われることでIOSTの知名度も高まり、投資しようと思う人も増えてくることでしょう。

(5)国内取引所への上場
IOSTの価格上昇の要因5つ目は、国内取引所への上場です。
マイナーな仮想通貨によくある値上がり要因として、大手の取引所への上場が挙げられます。現に、IOSTは2021年に国内でも最大手の「Coincheck」へ上場を果たしており、これが大きく注目を集めて価格が上昇しています。
今後もbitFlyerやDMM Bitcoin等の大手取引所に上昇すれば、今以上に価格が上昇することは間違いないでしょう。

(6)仮想通貨全体の成長
IOSTの価格上昇の要因6つ目は、仮想通貨全体の成長です。仮想通貨の過去の価格変動を分析すると、ビットコインをはじめとする仮想通貨が成長すると、それに引っ張られて全体が高騰する傾向があります。
実際IOSTも仮想通貨全体が成長した際に高騰しているので、再び仮想通貨の追い風が吹けば、価格が高騰する可能性もあるでしょう。

IOSTの買い時は?今後100円や1000円に値上がりすることはあるのか
IOSTの価格が上昇する可能性は、十分にあると考えて良いでしょう。
IOSTは、ビットコインやイーサリアム等と比べても処理速度に優れており、さまざまな課題を解決する可能性を秘めています。現状ではまだまだ知名度が低いですが、その分伸び代がありますね。
さらに、2021年には大手取引所の「Coincheck」に上場。
2021年11月現在の価格は6.4円。勢いを強めていますが、100円、1000円に到達するにはまだまだ時間がかかりそうです。

IOSTを唯一購入できる!おすすめの仮想通貨取引所
- マネックスグループが運営する取引所
- 500円の少額から取引可能
- 取扱い仮想通貨の種類が豊富
- スマホアプリはシンプルで使いやすい
Coincheckは、東証一部に上場しているマネックスグループの子会社である「コインチェック株式会社」が運営している仮想通貨取引所です。
マネックスグループの傘下に加わったこともあり、以前よりも安全性は高まっています。
スマホ用のアプリでも取引でき、シンプルな画面で扱いやすいです。

取引通貨数 |
17種類
|
---|---|
レバレッジ | レバレッジなし |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 通常無料(銀行手数料はお客様負担) |
出金手数料 | 一律407円 |
出典:Coincheck
IOSTを取引する際の注意点
IOSTは今後値上がりする可能性もありますが、取引の際は以下の2点に注意してください。
- 価格変動が激しい
- まだ情報が少ない
それぞれ詳しく解説します。
(1)価格変動が激しい
IOST取引の注意点1つ目は、価格変動が激しいことです。
仮想通貨自体、為替や株式と比べると圧倒的に値動きが大きいのですが、その中でも特にマイナー通貨は値動きが大きいです。IOSTに関しても、これまでの値動きを見ると急騰と暴落を繰り返していますから、リスクは相応にあります。
IOSTは短期間で大きな値上がり益を狙える反面、暴落によって資金を一気に失ってしまう可能性があるということです。

(2)まだ情報が少ない
IOST取引の注意点2つ目は、まだ情報が少ないことです。
IOSTは2018年にできたばかりで、仮想通貨の中でも歴史は浅いです。ビットコインやイーサリアムといったメジャー銘柄と比べ、初心者が情報収入をしにくいと言えるでしょう。
国内でもCoincheckに上場したことから、徐々に認知度が高まっており、日本語で書かれたブログなども散見されます。
もしIOSTへの投資を考えているのであれば、そのようなブログなどで情報収集を行うことをおすすめします。

IOSTに関するよくある質問
まとめ
IOSTは2018年に作られた、まだ新しい仮想通貨です。
ビットコインやイーサリアム等、従来の仮想通貨の抱える問題点を解決するという目的で作られており、処理速度や送金速度等の問題を解決しています。
発表当初から価格は伸び悩んできましたが、2021年に大手取引所「Coincheck」に上場したことで価格が上昇。将来性も高く、今後値上がりする可能性も十分にあると言えるでしょう。
最後に、IOSTは値上がりする要因を再度まとめると以下の5つです。
- プレイヤーの増加
- 認知度の向上
- プロジェクトの進捗
- エアドロップ
- 国内取引所への上場
現在、IOSTを取り扱っている国内取引所はCoincheckのみです。
Coincheckは国内トップの取扱銘柄数を誇り、手数料やセキュリティ面も優れています。これからIOSTを取引したいなら、ぜひCoincheckで口座開設してみてください!
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