
「ネット証券はどこを選べばいい?」「どの投資信託を選べばいい?おすすめの証券口座やファンドについて知りたい!」あなたはこんな疑問を持っていませんか?
投資信託を購入するなら、ネット証券がおすすめです。
しかし、証券会社によって銘柄数やポイント、使える制度が異なりますので、投資目的に応じた口座を選びましょう。
この記事では、投資信託の購入を考えているあなたに向けて、おすすめのネット証券やファンドを紹介しています。

なお、最もおすすめなのは楽天証券です。
楽天証券は投資信託の種類が豊富で、ポイントを使ってお得に投資できます。さらに、初心者にも見やすい取引画面が魅力です。
初めて投資するなら、楽天証券を選ぶと良いでしょう。
Contents
投資信託とは
投資信託とは、顧客から資金を集めてまとめて投資するファンドのことです。
投資対象の多くは株式ですが、通常の株式投資と比べて少額から幅広い国や地域、企業に投資できます。投資先を分散させることでリスクヘッジできるため、投資初心者には最適の選択肢だと言えるでしょう。

投資信託を購入するならネット証券がおすすめ
投資信託を購入するなら、圧倒的にネット証券がおすすめです。
証券会社の窓口で投資信託を購入すると、余計な購入時手数料を取られます。
それだけでなく、手数料が高い上にパフォーマンスの悪いファンドを掴まされるリスクもあるため、まったくおすすめできません。

ネット証券を選ぶときの3つのポイント
ネット証券を選ぶ際は、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
- 扱いやすいか
- ポイントがもらえるか
- 優遇税制に対応しているか
それぞれ詳しく解説します。
(1)扱いやすいか
ネット証券では、まず扱いやすさが重要です。
取引画面がごちゃごちゃしていると、どこから買付や積立設定をすればいいかわかりにくく、ストレスになってしまいます。
楽天証券や松井証券など、取引画面がシンプルで直感的に操作できる証券口座であれば、初心者でも簡単に投資を始められるでしょう。

(2)ポイントがもらえるか
次に、ポイント制度の有無も重要です。
一部の証券会社では、運用のたびにポイントが受け取れるサービスを提供しています。
確かに、ポイントは微々たるものです。しかし、長期間の運用が前提となる投資信託であれば、わずかなポイント差でもパフォーマンスに差がついてくるでしょう。
例えば、楽天証券やSBI証券などでは、クレジットカードで積立すればポイントがもらえる仕組みになっています。

(3)優遇税制に対応しているか
優遇税制へ対応しているかどうかも重要です。
投資信託の運用益には、一律20.315%もの税金がかかります。しかし、以下のような「優遇税制」を活用すれば税金を抑えられます。
- つみたてNISA
- NISA
- iDeco
これらの優遇税制では、投資信託はメインの投資先になっているため、活用しない手はありません。

投資信託の購入におすすめのネット証券5選
今回は、投資信託を購入するのにおすすめのネット証券を5社厳選して紹介します。
- LINE証券
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- 松井証券
それぞれどんな人におすすめなのか、順を追って解説します。
LINE証券
- LINEアプリから投資できる
- 少額投資に適している
気軽に投資を始めたいならLINE証券が最適でしょう。
LINEアプリから取引できるのが特徴で、最低1,000円から投資信託を購入できます。銘柄数は非常に少ないですが、初心者の場合は悩まなくて良いというメリットになるかもしれません。
ただし、つみたてNISAに対応していないのはネックです。
口座開設数 | 100万以上 |
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投資信託数 | 30種類 |
積立方式 | 毎日o毎月 |
積立金額 | 1000円から |
引き落とし方法 | 証券口座に入金 銀行引き落とし LINEPay |
出典:LINE証券
楽天証券
- カード積立でポイントがもらえる
- 毎月5万円までカードで積立できる
- 投資信託数が多い
- 取引画面が扱いやすい
ポイントを活用するなら楽天証券がおすすめです。
楽天カードを利用すれば、毎月5万円までカード決済で積立設定可能なのが特徴。楽天カードの還元率は1%で、満額積み立てれば毎月500ポイントもらえますよ。
また、投資信託数も非常に豊富ですので、投資信託を購入するなら楽天証券で間違いないでしょう。
口座開設数 | 700万以上 |
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投資信託数 | 2,694本 |
積立方式 | 毎日or毎月 |
積立金額 | 100円から |
引き落とし方法 | 証券口座に入金 銀行引き落とし クレジットカード決済 |
出典:楽天証券
SBI証券
- 半分以上がノーロードファンド
- カードで積立するとポイントがもらえる
- アプリで投資スタイルの判断ができる
購入時手数料を抑えたいなら、SBI証券がおすすめです。
投資信託数が楽天証券と並んで多く、その中で購入時手数料のかからない「ノーロード」のファンドが半分を占めています。
また、三井住友銀行カードで積立設定すればポイントを受け取れるのも魅力です。
手数料の安いファンドに投資したいなら、SBI証券を選ぶと良いでしょう。
口座開設数 | 770万以上 |
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投資信託数 | 2,698本 |
積立方式 | 毎日or毎週or毎月 |
積立金額 | 100円から |
引き落とし方法 | 証券口座に入金 銀行引き落とし クレジットカード決済 |
出典:SBI証券
マネックス証券
- 紹介キャンペーンがある
- クレカ投信なら1%ポイントがもらえる
家族で投資を始めるなら、マネックス証券が良いでしょう。
家族や友人を紹介すると、最大5万ポイントキャッシュバックされるため、資金が少ない人でも資産運用を始めやすいでしょう。
また、ポイント還元率1%のクレカ投信もあるため、紹介抜きでも十分お得に取引できます。
楽天カードや三井住友銀行カード以外のクレジットカードで積立したい場合も、選択の余地があるでしょう。
口座開設数 | 190万以上 |
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投資信託数 | 1,130本 |
積立方式 | 毎日or毎月 |
積立金額 | 100円から |
引き落とし方法 | 証券口座に入金 銀行引き落とし |
出典:マネックス証券
松井証券
- ロボアドバイザーが豊富
- スマホから積立設定できる
- 保有額に応じて現金やポイントがもらえる
投資方法で悩んでいるなら、松井証券がおすすめです。
投資信託だけでなく、資産形成をサポートしてくれるロボアドバイザーを展開しているのが特徴。「投信工房」「投資提案ロボ」「投信見直しロボ」の3種類があり、あなた自身に合ったサポートを受けられます。
また、投資信託によっては保有額に応じてポイントバックを受けられるのも魅力です。
自分で銘柄選定するのが苦手なら、松井証券を選ぶと良いでしょう。
口座開設数 | 120万以上 |
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投資信託数 | 1,183本 |
積立方式 | 毎日or毎週or毎月 |
積立金額 | 100円から |
引き落とし方法 | 証券口座に入金 銀行引き落とし |
出典:松井証券
投資信託選びで失敗しない3つのポイント
投資信託の数え切れないくらい種類がありますが、中には悪質なファンドも存在します。失敗しないためにも、以下の3点を踏まえて選ぶようにしましょう。
- 手数料をチェックする
- 分散投資できるファンドを選ぶ
- 少額から投資する
それぞれ詳しく解説します。
(1)手数料をチェックする
投資信託において特に重要なのは手数料です。
多くのファンドは購入時手数料がかかりませんが、運用にかかる費用である「信託報酬」はファンドによって異なります。
信託報酬が0.5%も変われば、長期的なパフォーマンスはかなり変わってくるでしょう。同じような運用スタイルなら、信託報酬の安いファンドを選びたいところですね。

(2)分散投資できるファンドを選ぶ
次に重要なのが投資先の分散性です。
同じ国にばかり投資していると、その国で大きな問題が起こったり金利が下がったりした際に、大きく資産価値を下げてしまうことが考えられます。
一方、さまざまな国や地域、業種に投資していれば、どれかが凹んだとしても全体的な損失は抑えられます。
特に初心者は、しっかり分散投資できるファンドを選びましょう。

(3)少額から投資する
最後に、投資は少額から行うようにしましょう。
将来の値動きはどうなるか分からないのが投資です。どんなに安定していると思われたファンドでも、金融危機が起これば下落してしまいます。
もし損失が生まれても落ち着いて投資を続けられるよう、失っても生活できる金額の範囲内で投資しましょう。

手数料が安くておすすめの投資信託5選
投資信託は種類が多すぎて、どれに投資すればいいか分からない人も多いでしょう。特におすすめしたい投資信託は次の5つです。
- SBIインデックス 全世界株式
- eMAXIS Slim 先進国株式
- SBIインデックス 新興国株式
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
どのファンドも手数料が安く、その他のパフォーマンスも良好なものばかりです。それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
(1)SBIインデックス 全世界株式
純資産額 |
90億円 |
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信託報酬 |
0.1022% |
3年リターン |
21.45% |
先進国をメインに投資するなら、「SBIインデックス 全世界株式」がおすすめです。
全世界株式と記載されていますが、実際は大部分が米国などの先進国が占めているため、リターンが高いのが特徴になります。
とりあえずファンドをひとつ購入するなら、最適な選択肢だと言えるでしょう。
(2)eMAXIS Slim 先進国株式
純資産額 |
2,989億円 |
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信託報酬 |
0.1023% |
3年リターン |
24.80% |
米国をメインにバランスよく投資するなら、「eMAXIS Slim 先進国株式」が最適です。
全体のおよそ7割が米国株式なのがポイント。やや値動きが大きいですが、その分トータルリターンは非常に高くなっています。
よりリターンを求めるなら、全世界株式よりもこちらを選ぶのが良いでしょう。
(3)SBIインデックス 新興国株式
純資産額 |
1,297億円 |
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信託報酬 |
0.176% |
3年リターン |
11.60% |
新興国に投資したいなら、「SBIインデックス 新興国株式」に投資することをおすすめします。
21カ国の企業の株式で構成されており、全体的なバランスは良好です。新興国メインのファンドの中では、特に低コストなのが魅力だと言えるでしょう。
(4)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
純資産額 |
約1,312億円 |
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信託報酬 |
0.154% |
3年リターン |
10.86% |
株式以外にも投資するなら、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」がおすすめです。
株式をメインに債券やREITもバランスよく含まれており、もし株式市場が大きく下落しても、他のファンドより損失を抑えられます。
リターンよりも安定運用を目指すなら、最適のファンドだと言えるでしょう。
(5)eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
純資産額 |
448億円 |
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信託報酬 |
0.154% |
3年リターン |
12.51% |
国内株に投資するなら、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が最適です。
運用コストが他の国内株式ファンドより安いのが魅力です。配分は、トヨタやソニーなどの誰もが知る大企業がメインになっており、有名企業にまとめて投資したい人にも最適だと言えるでしょう。
投資信託を購入するなら優遇税制を活用しよう
投資信託を購入するなら、優遇税制を活用することを強くおすすめします。優遇税制は以下の3つです。
- つみたてNISA
- NISA
- iDeco
それぞれのお得なポイントについて簡潔に解説します。
(1)つみたてNISA
投資目的があまり定まっていないなら、つみたてNISAが最もおすすめです。つみたてNISAなら、投資の運用益が年間40万円まで、20年間非課税になります。
対象銘柄のほとんどは投資信託で、金融庁が厳選した優良なファンドのみに投資できるため、初心者が変なファンドに引っかかることもありません。
対象銘柄が限られることを除き、普通に運用するのと比べてデメリットはありませんので、投資信託の購入を考えているならぜひ活用しましょう。
(2)NISA
より幅広く投資したいなら、NISAもおすすめです。
NISAでは、投資の運用益が年間120万円まで、5年間非課税になります。
トータルの非課税枠は小さいですが、より幅広い商品に投資できるのが魅力です。海外ETFなどに投資したいと考えているなら、つみたてNISAよりもNISAを選ぶと良いでしょう。
(3)iDeco
年金だけでは不安な人は、iDecoがおすすめです。
投資の運用益が月額1.2〜6.8万円まで非課税になります。
つみたてNISAなどと違って期限がない上に、積立した分は控除の対象となるのが大きなメリットです。その代わり、60歳になるまで掛金を引き出せません。
特に、自営業者なら最大6.8万円まで積立できて大きな節税になるため、お金に困らない程度に積み立てていくと良いでしょう。
よくある質問
他にも、取り扱いやすさやポイント制度などもチェックして比較すべき点です。
信託報酬が高いファンドはそれだけパフォーマンスが引き下げられてしまうため、おすすめできません。
したがって、積立してから別のファンドに乗り換えると非課税枠は消滅してしまいます。
まとめ
投資信託を購入するなら、ネット証券がおすすめです。
証券会社によって扱いやすさやポイント制度、そして取り扱っている投資信託が異なりますので、あなたの投資目的にあった口座を選びましょう。
特におすすめのネット証券は次の5社です。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- 松井証券
- LINE証券
迷ったら楽天証券が最もおすすめです。
楽天証券は初心者ユーザーにもわかりやすい取引画面と、お得なポイント制度により、コツコツ投資したい人に適した環境が整っています。
投資信託の購入を考えているなら、楽天証券で口座開設すると良いでしょう。