FXのスキャルピングとは?勝ち方や向いている人の特徴も紹介!

FXにはさまざまなトレード方法がありますが、その中でも難易度と収益性の高い方法が「スキャルピング」です。

スキャルピングは短時間で何度も取引を繰り返して利益を大きくする方法です。さらにオーバーナイトによるリスクがない点がメリットだといえます。

ただし、初心者や取引スタイルによっては向かないこともあるため、注意点を押さえて挑戦することが大切です。そこで今回は、FXのスキャルピングの特徴や注意点について解説します。

勝ち方や向いている人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

FXのスキャルピングとは?手法を紹介

FXのスキャルピング

FXのスキャルピングとは、数秒や数分単位の短い時間で何度も売買を繰り返し、小さい利益を積み上げる手法です。

 1回の取引当たりの利益は小さいのですが、同時に損失も最小限に抑えられるため、適切に取り組めば1日でもある程度の収益が生まれます。

1日の取引の総時間も1時間から2時間ほどであることが多く、毎日繰り返すことで大きな利益に繋がっていきます。

他のトレード方法と比較

FX取引には、大きく分けて次の4つの手法があります。

FXの主な手法
  • スキャルピング
  • デイトレード
  • スイングトレード
  • ポジショントレード

それぞれに明確な定義はありませんが、スキャルピングは他のトレード方法よりも時間当たりの取引回数が非常に多いことが特徴です。

1回で生まれる利益や損失は小さいですが、取引回数を増やすことによりその値を大きくできます。

スキャルピング デイトレード スイングトレード ポジショントレード
1回の取引時間 数秒〜数分 数分〜数時間 数日〜数週間 数週間〜数ヶ月以上
1日の取引回数 1日に数十〜数百回 1日に数回 数週間に1回 数ヶ月に1回
利益や損失の大きさ 1~10pips 10~100pips 500~1500pips 100~500pips
利益を得る種類 為替差益 為替差益 為替差益、スワップ スワップ

FXのスキャルピングのメリット

スキャルピングのメリット

主なメリット
  • ポジションの保有が短いためリスクを軽減できる
  • 効率良く取引ができる
  • 取引回数が多いため経験値を高めやすい

ポジションの保有が短いためリスクを軽減できる

スキャルピングでは注文から決済までの取引間の時間が非常に短いです。つまり、ポジションを保有している期間が短く、その間に価格が下落するリスクが小さくなります。

また、日をまたいでポジションを保有する必要はありません。

 深夜の寝ている間はチャートをチェックできないため、その間に大幅な価格変動が起きると大きな損失が生まれる可能性があります。

その点スキャルピングは短い期間内で取引を完了させるため、ポジションを保有する上でのリスクがなくなります。

「チャートが気になって寝れない」という事態も防げるでしょう。

効率良く取引ができる

効率良いトレード方法

スキャルピングは1日に何度も取引を行いますが、取引が成功すれば資金が増えるスピードが早く、効率よく稼げます

 スイングトレードの場合、1回の取引は数日から数週間に1回であり、利幅は500pips前後になることが多いのです。

それに対してスキャルピング1回の利幅は10pipsほどと小さめですが、1日に数十〜数百回も取引するため、1日で100pips以上の利益が出ることも少なくありません。

1日の稼げる金額で比較すると、他のトレード方法よりも多くなります。

取引回数が多いため経験値を高めやすい

FX取引で安定した結果を得るためには、適切な知識と多くの取引経験が必要です。経験を積むことで、値動きの予測を立てやすくなり成功率が高くなります。

スキャルピングは1日に何回も取引を行うため、他の方法よりもはるかに取引経験を積むことができます。失敗と成功を繰り返し、しっかりと反省すれば上達するでしょう。

毎回の取引を集中して行えば、上達のスピードはさらに早くなります。

FXスキャルピングでは勝てない?原因を解説

スキャルピングで勝てない理由

スキャルピングにはメリットが多い一方で、「負けやすい」「損をしやすい」といわれることもあります。ここではその原因について詳しく解説します。

大きな利益を狙い過ぎている

スキャルピングは薄利多売と同じ考え方であり、1回の利益は非常に小さいです。小さな利益をコツコツ積み重ねていき、大きく稼いでいきます。

 しかし大きな利益を狙おうとして慎重に売買すると、取引回数が少なくなり利益獲得の機会が減ってしまうでしょう。

また売買のタイミングを見極めようとしている間に、価格が大きく下がり損失が生まれる可能性も高いです。そのため、大きな利益を狙わないようにするのが、スキャルピングで勝ための大きなポイントです。

取引の時間帯が悪い

取引の時間帯

スキャルピングの勝率は、取引する時間帯が大きく関わってきます。もしスキャルピングを実施する時間帯の取引量が少なければ、大きな値動きは見込めません。

また、取引量が少ないと価格が安定しないため、予測もしにくくなります。

スプレッドが高い・約定力が弱い

スキャルピングは利用しているFX口座の業者の影響を受けやすい手法です。売買の回数が多くなるため、スプレッドの幅が広いと発生するコストも比例して大きくなります。

 そのため、利益を出したとしてもスプレッド分を差し引くとマイナスになる可能性も。

また、FXの業者によって約定力も異なります。約定力が弱い業者の場合、注文したときと売買が成立したときのレートに差が生まれるケースもあります。

このように不安定な環境で取引をしていると、スキャルピングでは狙った利益を得にくくなってしまうでしょう。

FXスキャルピングで勝つためのポイント

スキャルピング 勝つポイント

スキャルピングで勝てないといわれる原因をもとに、少しでも勝率を上げるためにできることをまとめました。

利益確定・損切りの判断は素早くする

スキャルピングでは自分で決めたルールを守り、取引することが大切です。特に重要なものは利益確定・損切りのルールであり、冷静で機械的に判断する必要があります。

 スキャルピングは短時間で何度も取引をするため、通常のトレード方法よりも素早い判断が求められます。。

最適なタイミングで利益を確定し損切りすることで、利益の最大化と損失の最小化を狙えます。また、大きな損失を出してしまった場合、スキャルピングでは取り返すのに時間がかかります。

収支がマイナスな状態だと、集中力が切れて動揺しやすく、判断力が鈍るので注意しましょう。

スプレッドは狭い方が良い

スプレッド

スキャルピングを実践する中で、特に意識したいポイントは「スプレッド」です。スプレッドとは、売値と買値の差のことで、手数料のような扱いになります。

 スプレッドは取引の度に発生するため、スプレッドの金額が大きいと不利な状況で取引せざるを得ません。

スプレッドの幅が狭い環境で取引することをおすすめします。スプレッドだけでなく、手数料など取引に関係するコストがどれくらい発生するのかも、有利な環境で取引する上で重要です。

取引量の多い通貨ペアを把握する

通貨ペア

スキャルピングではスプレッドの幅が安定しており、かつ値動きにそれなりの変化がある必要があります。値動きがほとんどない場合、取引を繰り返しても利益を得られません。

 一般的に、通貨は取引量が多くなるほどスプレッドは安定し、値動きも活発になりやすいです。

まずは以下のような取引量の多い通貨ペアを使って、スキャルピングに挑戦してみてください。

取引量が多い主な通貨ペア
  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • ユーロ/米ドル
  • 英ポンド/円
  • 英ポンド/米ドル

相場が動きやすい時間帯を狙う

全国の市場は時間帯によって取引量が変わります。つまり、よく値動きする通貨ペアを選び、よく値動きする時間帯に取引をすることがポイントです。

例えば、日本の東京市場であれば8時半から10時、アメリカのニューヨーク市場であれば22時から24時頃に取引が活発になります。

そのため、自分が取引する時間帯に合わせて変動しやすい通貨ペアを選ぶこともポイントです。

FXのスキャルピングがおすすめな人

スキャルピングがおすすめな人

スキャルピングのメリットや注意点をもとに、向いている人をまとめました。

取引時間の確保が難しい人

FXの取引スタイルは人によってさまざまですが、スキャルピングは取引時間を確保することが難しい人におすすめです。

 スキャルピングは短時間だけ集中してトレードをする方法であるため、1日の中で取引する時間は短くて済みます。

例えば、ニューヨーク市場などが開場する22時から取引を始められます。忙しい人であれば、1日にスキャルピングを実施する時間だけ決めておけば、計画的にトレードできるでしょう。

このような方法であれば、仕事などで取引時間が少ない人でも利益を狙えます。

決断力がある人

決断力

スキャルピングは1回の取引時間が数秒から数分と非常に短く、その中で利益を出せるトレードしなければなりません。

 そのため、高い集中力とともに決断力も求められます。タイミングを逃せば十分な利益を得られないばかりか損失が出る可能性もあるでしょう。

自分で決めた取引ルールに基づいて、的確に決断することが大きな利益に繋がります。

冷静な判断ができる人

スキャルピングでは冷静な判断力も求められます。例えば、損失が生まれてしまうと、マイナス分を取り返そうと焦って取引をしてしまいがちです。

冷静さを失うと適切なタイミングで取引するのが難しくなり、スキャルピングの勝率が下がってしまうでしょう。

利益を大きくし損失を最小限に抑えるためにも冷静さを保ちつつ、自分のルールで利益確定と損切りすることも大切です。

短時間で利益を得たい人

短時間の利益

スキャルピングでは1回の取引で得られる利益は小さいのですが、レバレッジ取引を利用することで短期間でも大きな利益を得られます。

 1日に1時間から2時間ほどの取引時間で大きな利益を得られる可能性もあります。

ただし、レバレッジ取引は大きな利益を得られる可能性があると同時に、損失が発生する場合もあるため注意が必要です。

FXのスキャルピングが向いていない人

スキャルピングが向いていない人

次にスキャルピングが向いていない人を紹介します。

FX初心者

スキャルピングで必要なことは、高い集中力・的確な判断力・冷静さであり、それらを身に付けるためには、それなりの経験を積む必要があります。

FX初心者は必要な知識や経験が足りておらず、スキャルピングの成功率は低くなるでしょう。

 特に初心者は損失が発生した際に動揺し、適切な判断ができなくなる可能性が高いです。

ただしスキャルピングは短期間で経験を積める方法であるため、損失が出るリスクを考えつつ目的を持ち無理のない範囲で取り組むにはおすすめです。

慎重に投資をしたい人

慎重に投資をしたい人

スキャルピングは取引のスピードを重視する方法であるため、1回の取引の思考時間は短くなりやすいです。そのため、慎重にFX投資に取り組みたい人にも不向きです。

先程と同様に、初心者で時間をかけて慎重に取引をしたい人は、他の手法で経験を積むと良いでしょう。また、FXの取引スタイルが慎重派の人にも向きません。

その一方で、短時間で素早く取引を完了させたい人には向いている手法です。

チャート画面を見続けることが難しい人

スキャルピングの場合、取引を実施する時間は常にチャートの画面を見続ける必要があります。そのため、チャート画面を短時間でも見続けることが難しい人には向いていません。

 スキャルピングとは対照的なトレード方法であれば、チャート画面を眺め続ける必要はありません。

そのような取引スタイルの人が急にスキャルピング分析を始めると、画面を集中して見続けることに苦痛を感じる可能性があります。

ファンダメンタルズ分析が好きな人

ファンダメンタルズ分析

スキャルピングでは、チャート上のインジケーターに基づいて売買の判断をします。テクニカル分析がメインであり、基本的にスキャルピングではファンダメンタルズ分析は使いません。

そのため、経済指標などで分析するファンダメンタルズ分析が好きな人には向かないでしょう。

 もちろん、全体の値動きには経済指標や金融政策などの要素が関わっているため、ファンダメンタルズ分析の結果が全て無駄になるわけではありません。

しかしスキャルピングには、ファンダメンタルズ分析よりもチャートの動きに基づくテクニカル分析の方が向いています。

FXのスキャルピングにおける注意点

スキャルピングの注意点

主な注意点
  • すべてのFX会社で取り組めない
  • 口座凍結の恐れがある
  • 経験がなければ難しい
  • スプレッドの蓄積は利益を圧迫しかねない

スキャルピングは、全てのFX会社で利用できるわけではありません。スキャルピングは短時間で膨大な量の取引を実施するため、処理をするシステムに大きな負荷がかかります。

そのため、多くのユーザーが同じ時間帯にスキャルピングを行うとサーバーがダウンしてしまう可能性が高いため、禁止している会社があります。

 スキャルピング禁止のFX会社で短時間取引を繰り返していると、ペナルティで口座が凍結される可能性があるため要注意です。

他にも経験がなければ成功率が低い点や、スプレッドが蓄積して利益を圧迫する場合もあります。

FXのスキャルピングは本で学べる

スキャルピングは本で勉強

スキャルピングで勝率を上げるには、分析方法など詳しく勉強する必要があります。その中でも特に、書籍での学習は初心者でも始めやすいでしょう。ここではスキャルピングを学ぶ方法についてご紹介します。

スキャルピングを本で効率良く学ぶ方法

スキャルピングに関する書籍は多いため、経験だけでなく本を使って知識を増やすのもおすすめです。本には基本的な知識だけでなく、タイミングを見極める方法も掲載されています。

適切な知識を身に付ければ、自信を持って動揺せずに取引できるようになるでしょう。

 本を使って勉強する際は、ふせんやマーカーをつけるなど重要なポイントを押さえるように工夫することが大切です。

また、取引方法や分析手法をある程度絞り込むと、短時間でも効率良く勉強できます。

本でスキャルピング学ぶ際の注意点

スキャルピング 経験

本でスキャルピングを学ぶ際にもいくつか注意点があります。例えば、本に書いている内容は全て正しいとは限りません。

 本の発刊が古ければ時代に合っていない可能性もあるでしょう。全て鵜呑みにするのではなく、自分の経験も大切にする必要があります。

他にも、自分に合わない取引方法は無理に使わない方が無難です。たくさんの手法を実施して中途半端になるよりも、自分に合ったスタイルを集中して鍛える方が良いでしょう。

まとめ

この記事では、FXのスキャルピングの特徴について解説しました。スキャルピングはさまざまなトレード方法の中でも、短時間で膨大な取引を行うことによって利益を積む方法です。

ポジションを保有している時間が短いため、取引時間外に価格が変動して損失が生まれるリスクはなく、他の方法よりも1日の資金効率は高いといえます。

ただし、知識や経験がないと成功率は低くなり、スプレッドの蓄積により利益を圧迫する可能性もあるでしょう。

特徴や注意点を把握しながら、可能な範囲で実践してみてください。

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