
FX取引を始めるにあたって、手数料の種類や各口座のスプレッドの違いを把握してから、本格的にトレードを始めたい方は多いのではないでしょうか。
取引方法によってどの口座を利用するかが最大限利益を上げるポイントになるので、少しでもコストを抑えて取引されたい方は本記事を参考にしてください。
そこで今回は、FX取引にかかる手数料の種類やスプレッドと手数料の違い、初心者におすすめのコストの低いFX口座を紹介します。

FXの手数料の種類
入金手数料
FXの入金手数料とは、各銀行からFX口座へと資金を入金する際に発生する手数料のことを指します。
入金手数料は基本的に無料です。口座の種類によっては即時入金サービスを利用することで、数時間後に反映される口座もあります。各金融機関で振り込む場合には別途手数料がかかる場合もあります。

出金手数料
FXの出金手数料とは、FX口座から各銀行へと資金を出金する際に発生する手数料のことを指します。
出金手数料も基本的に無料です。1回の出金額は最低1万円〜最高出金額は1億円となっているため、出金する際は気を付けましょう。別途金融機関の手数料がかかる場合があります。
口座手数料
FXの口座手数料とは、自身が口座を開設した際に発生する手数料のことを指し、国内FX口座は全て無料になっています。
口座維持手数料、口座開設手数料も無料なので、FX取引に興味がある方は、まずはキャンペーンなどを活用して前もって開設されておくことをおすすめします。

レバレッジ手数料
FXのレバレッジ手数料とは、FX取引において「買い」または「売り」のポジションを保有中で、各取引会社のクローズ時間を跨ぐ場合にかかる手数料のことです。
レバレッジ手数料が適用される時間を各FX会社はHP上で公表しているので、コストを抑えて取引したいなら口座開設時にしっかり確認しておきましょう。
ロスカット手数料
FXのロスカット手数料とは、FX会社が指定した証拠金維持率を下回った時に執行される強制ロスカットのことを指し、強制決済される際に発生する手数料のことです。
ロスカット・強制決済手数料がかかる場合は口座により条件が異なります。各決済の取引数量に応じた取引手数料、取引通貨ペアの種類など徴収される条件は様々です。

両替手数料
手数料の消費税

FXの手数料とスプレッドの違い
スプレッドは取引ごとに発生
FXのスプレッドとは、売買取引を行うたびに発生する手数料のため、実質的な手数料とは大きく異なります。
なぜなら、顧客側が取引しなければスプレッドの手数料はかかりませんが、取引量が多ければ多いほどスプレッドの手数料がかかるからです。
例えば、今現在の為替レートが110.000円の場合に買いポジションでエントリーしたとすると、約定したレートは110.020円になります。
この差額「0.2銭」がスプレッドの手数料として発生するため、実質的なコストではなく、FX取引業者が設定しているスプレッド幅に手数料がかかるのです。
要するに、取引側である投資家やトレーダーは、いかにスプレッドの狭いFX口座で取引するかが最大限の利益を出せるかどうかのポイントなのです。
スプレッドの基本的な計算方法
スプレッドというのは、買値と売値の差額に生じる手数料のことを指し、計算方法は至ってシンプルなので抑えておきましょう。
為替レートが100.000円〜100.050円に上昇したと仮定するとpips(ピプス)は「5pips上昇」、銭(せん)は「5銭上昇」という言い方をします。
「0.01円」=「1pips」=「1銭」
「0.1円」=「10pips」=「10銭」
「1円」=「100pips」=「100銭」
仮に最大レバレッジ25倍で10万通貨で取引する場合は、最低50万円が必要となり1pips(1銭)の変動で1,000円の利益を得ることが可能です。
取引口座のスプレッドが0.2銭(0.002円)であれば、10万通貨の場合100円の手数料がかかります。

スプレッドが狭い方が有利な理由
一般的なFX取引において、当然ですがスプレッドが狭ければ狭いほど顧客に有利な取引が行えるため、狭いに越したことはありません。
例えば、あなたが米ドル/円(USD/JPY)で取引した場合、スプレッド幅が「0.2銭の口座」と「0.6銭の口座」の両方で取引すると大きな差が生まれます。
ここでは、0.2銭と0.6銭の口座で、それぞれ10万円の資金を最大レバレッジ25倍で2万通貨の取引を100回行なったと仮定します。
- 0.2銭×100回取引=20銭=2,000円
- 0.6銭×100回取引=60銭=6,000円
1000回取引の場合は下記の通りです。
- 0.2銭×1000回取引=200銭=20,000円
- 0.6銭×1000回取引=600銭=60,000円
このようにスプレッドは取引回数を重ねれば重ねるほど、顕著に手数料の差の明暗が分かれるので、口座開設時はスプレッドに注視して口座を選びましょう。

スプレッドが広がる具体的な原因
流動性の低下
業界最狭水準スプレッドのFX口座だとしても、稀にスプレッドが広がってしまい大きく損失を被る可能性が高いので注意が必要です。
スプレッドが広がる原因に挙げられるのは、市場参加者が減って流動性が低下したタイミングで大きくスプレッドが開くことがあります。
リスクが高い理由は流動性が低いと、トレンドの方向性が分からないため予測がしずらく、積極的に取引は行いたくないという理由からレートを広げるのです。
レートが広がると顧客側のスプレッドに影響してしまい、約定したいポイントにエントリーできず、「数銭離れたレートに約定した」なんてことが稀にあります。
なので、スプレッドの広がりに注意を払うのであれば、流動性の低い時間帯や人気のない新興国通貨での取引は控えることをおすすめします。

為替相場の急変
スプレッドが広がってしまう原因には、経済指標発表時や世界的な事件や事故の発生、政策金利や景気動向などの外的要因が大きく影響します。
例えば、毎月第1週目の金曜日に発表される米国雇用統計は、米国経済の景気動向を判断する指標の一つなので、数値次第では為替相場の急変が起きたりします。
この時市場はパニック状態に陥り、米ドル/円(USD/JPY)は一瞬にして1銭暴落し、スプレッドが大きく広がってしまい取引しずらいタイミングでした。
その他にも、毎日夜21時30分に発表される経済指標のタイミングは、市場参加者が多くシステムに負荷がかかるため、スプレッドを意図的に広げるFX会社も多いです。

初心者向け!手数料でおすすめFX口座3選
DMM FX
取引時に発生するコストを抑えたいなら、日本トップに君臨する口座開設数80万口座以上を誇るDMM FX※を利用してFXを始めることをおすすめします。
DMM FXは各種手数料は全て無料かつ業界最狭水準スプレッド※でFX口座サービスを提供しているため、コストを抑えてトレードされたい方にはピッタリです。※公式サイトより
その他にも、豊富なインジケーターやテクニカル指標、約定力が強いスピーディーな取引ができる取引環境は、日本トップクラスと言っても過言ではありません。
また、DMM FXは1Lotあたりの必要証拠金は最小約40,000円からであり、出金額は2,000円以上から可能なので実際に取引する際は抑えておきましょう。

DMM FXの基本情報
最低取引単位 | 10,000通貨 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
取扱通貨ペア数 | 21通貨ペア |
スプレッド ※原則固定、例外あり |
米ドル/円(0.2銭) |
レバレッジ | 最大25倍 |
最低入金額 | 制限なし |
出典:DMM FX
GMOクリック証券
※ファイナンス・マグネイト社調べ2020年1月~2021年12月
業界最狭水準スプレッド※かつ世界No.1の取引高を誇るGMOクリック証券を利用して、コストを抑えてトレードすることをおすすめします。
特にGM0クリック証券は、各取引手数料が全て無料でスプレッドも人気通貨米ドル/円(0.2銭)と、他口座に比べてコストの安いFX口座の一つです。
この機能があることで、一度のポジションで大きくエントリーせず、小さいポジションを多く持つなど投資戦略の幅が広がるところが嬉しいポイントです。
その他にも、「スピード注文」も魅力で、チャート画面を見ながら瞬時に取引が行えるため、スキャルピングトレーダーにとっては最適な口座と言えるでしょう。
GMOクリック証券(FXネオ)の基本情報
最低取引単位 | 10,000通貨 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
取扱通貨ペア数 | 20通貨ペア |
スプレッド ※原則固定、例外あり |
米ドル/円(0.2銭) |
レバレッジ | 最大25倍 |
最低入金額 | 下限なし |
出典:GMOクリック証券
※ファイナンス・マグネイト社調べ2020年1月~2021年12月
外為どっとコム
高水準のスワップポイントと各取引手数料が全て無料の外為どっとコムを利用して、スプレッド手数料を抑えてFX取引を始めてみることをおすすめします。
外為どっとコムは、FX一筋19年の歴史のある老舗企業であり、口座数も50万口座以上と日本トップレベルのFX会社の一つです。
その他にも、FXの基礎知識が学べる投資コンテンツが充実しているため、FXのイロハを学びながら実際に取引を行うことで、トレードスキルを磨くこともできます。
また、外部企業から三つ星の評価を頂いている24時間安心充実のサポート体制は、初心者に心強いです。少額資金からFXを始めたい方はおすすめの口座と言えます。

外為どっとコムの基本情報
最低取引単位 | 1,000通貨 |
---|---|
取引手数料 |
無料 |
取扱通貨ペア数 | 30通貨ペア |
スプレッド ※原則固定、例外あり |
米ドル/円(0.2銭) |
レバレッジ | 最大25倍 |
最低入金額 | 1,000円〜 |
出典:外為どっとコム
よくある質問
まとめ
ここまで、FX取引にかかる手数料の種類やスプレッドとの違い、コストを抑えて取引できるおすすめのFX口座について詳しく解説させて頂きました。
FX取引で利益を上げるには、いかにコストを抑えてトレードをするかが最大限の利益を出せるポイントだと理解して頂けたのではないでしょうか。
今後FXを始められる初心者の方、スプレッドが狭い口座を使用してコストを抑えて取引されたい方は、この機会に口座開設するきっかけにしてください。

※ファイナンス・マグネイト社調べ2020年1月~2021年12月
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