
個人で稼げる時代になってきたと同時に、近年は起業をする人も多くなってきました。それに伴い、コンサル業界の活躍の場が広がっています。
そんな将来性のあるコンサル業界に「転職をしたい」と思っている方も多くいるのではないでしょうか?そこで今回は、コンサル業界に特化した転職エージェントをご紹介します。

Contents
コンサルは総合系と戦略系の2種類!転職における違いを解説
まずはコンサル業界における転職の違いを見ていきましょう。コンサル業界には「総合系」と「戦略系」の2種類があります。
総合系コンサル
「総合系」という名の通り、幅広い業務を手がけているのが特徴です。人事戦略やM&A等の提案、IT戦略の策定でシステム導入の実行支援などを行います。
- アクセンチュア
- デロイド トーマツコンサルティング
- 日本IBM
- アビームコンサルティング
戦略系コンサル
企業経営のトップに関わる問題解決を主に手がけています。企業の全社戦略やM&Aにおける事業統合のサポート、海外新規参入戦略などを行っています。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストンコンサルティンググループ
- ドリームインキュベータ
- 経営共創基盤(IGPI)
この2種類のコンサル業界で転職のやり方が異なります。それぞれのステップごとに違いを見ていきましょう。
選考
選考全体に対する違いと注意点を紹介します。まず「総合」「戦略」に関わらず、多くのコンサルティングファームは年に複数回の選考を行っています。
総合系コンサル
総合系コンサルは、選考に複数回参加することができます。そのため志望するコンサル会社が総合系ならば、どんどん応募してコンサル会社の選考に慣れることをオススメします。
戦略系コンサル
戦略系コンサルの場合、注意したい点が「一度選考に参加するとその後の選考に参加できなくなる」場合があります。なので、志望度が高いコンサル会社に応募する時は、その時期を慎重に検討する必要があります。
筆記試験
筆記試験ですが、コンサル会社それぞれやり方が異なりますので、コンサル会社に応募する前に確認しておくとよいでしょう。
総合系コンサル
総合系コンサルの筆記試験は、ほとんどのコンサル会社では、「玉手箱やTG-Web」といった市販のWebテストが実施されています。
戦略系より対策や難易度は低くなりますが、ボーダーは戦略系ともに難易度は高いため油断は禁物です。十二分に準備して挑みましょう。
戦略系コンサル
戦略系コンサルの筆記試験は、オリジナル問題が多かったりSPI等市販問題を使用していてもボーダーがとても高かったりと、対策が非常に難しいです。
そのため、最も難易度が高いプロセスとなっています。
ケース面接
総合系コンサル
総合系コンサルの面接もケース面接は行われます。しかし、戦略系コンサルより難易度は高くないものとなっています。
そのため、総合系コンサルを受けることを考えている方は、特にこの2点を準備していきましょう。
戦略系コンサル
戦略系コンサルの面接のほとんどがこのケース面接で行われます。
戦略系のケース面接で求められる能力としては、「志望度が高いこと」「成長意欲が高いこと」「業務内容への関心が高いこと」「ジョブを楽しめたこと」をしっかりと面接官に伝えられると良いでしょう。

エントリーシート(ES)
総合系コンサル
戦略系コンサルのESは200文字程度の設問が多いのに対して、総合系コンサルでは400字程度の設問が設けられることが一般的です。

戦略系コンサルとの違いは、面接の時にESの内容の深堀りが行わるということです。ESを書いたらその内容から想定される質問を考え、解答を用意しておきましょう。
戦略系コンサル
戦略系コンサルのエントリーシート(ES)は特殊なものではありません。文字数が少ないがオーソドックスな設問となっています。
特に、「結論ファースト」「無駄なカタカナを使わない」ことを心がけると良いでしょう。

コンサルティング業界に強いオススメの転職エージェント3選(戦略系)
- リクルートダイレクトスカウト
- アクシスコンサルティング
- ムービングストラテジックキャリア Consultant転職
リクルートダイレクトスカウト
- ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職支援サービス
- 全求人は約70,000件
「リクルートダイレクトスカウト by リクルート」は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職支援サービスです。
また、全求人は約70,000件と、さすが国内大手だけあるなと感じるほどですね。

リクルートダイレクトスカウトの基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
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主なサービス | ハイクラス転職支援サービス |
総求人数 | 約77,186件 ※2021年10月13日現在 |
拠点 | 全国・海外 |
出典:https://careercarver.jp/
アクシスコンサルティング
- シニアコンサルタント以上の入社数1位
- コンサル会社に沿った対策知識や経験も豊富で求職者へのサポートが手厚い
「アクシスコンサルティング」は、コンサルティング業界に特化した転職エージェントです。
コンサルティングファームからの信頼が厚いエージェントなので、シニアコンサルタント以上の入社数1位という実績を持っています。
質の良い非公開求人も多くあり、その中でキャリアに即した求人を提案してくれるので、コンサルティング業界の転職には登録必須のエージェントとなっています。

アクシスコンサルティングの基本情報
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
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主なサービス | 人材紹介事業/フリーコンサル事業/グローバルアライアンス事業/研修事業 |
総求人数 | 非公開 |
拠点 |
全国 |
出典:https://www.axc.ne.jp/
ムービンストラテジックキャリア Consultant転職
- コンサルティング業界に特化したエージェント
- 手厚いサポートが受けられる
ムービンストラテジックキャリア Consultant転職は、コンサルティング業界に特化したエージェントです。
元戦略ファーム出身者が多いため内部情報やコネクションで引っ張ってきた案件が多いようです。
主要ファーム別に適切に対策をしてくれます。レジュメの添削や、戦略コンサルティングファーム特有の面接対策も行ってくれます。

ムービンストラテジックキャリア Consultant転職の基本情報
運営会社 | 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア |
---|---|
主なサービス | 人材紹介業 |
総求人数 | 非公開 |
拠点 | 全国 |
出典:https://www.movin.co.jp/
コンサルティング業界に強いオススメの転職エージェント3選(総合系)
- ランスタッド
- ビズリーチ
- エンワールド・ジャパン
ランスタッド
- スタートアップから大手企業まで求人の幅が広い
- ハイクラスな求人もある
ランスタッドはオランダに本社を置く、世界39カ国で人材ビジネスを展開している世界最大級の外資系転職エージェントです。
「年収800万円以上」の保有求人が約半数以上であり、中には年収2000万円以上のハイクラスな求人もあったりします。また、ランスタッドでしか募集していない独占求人も多くあります。

ランスタッドの基本情報
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
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主なサービス | エージェントサービス スカウト 転職支援 |
総求人数 | 約8,000件以上 ※2021年10月13日時点 |
拠点 | 全国 |
出典:https://www.randstad.co.jp/
ビズリーチ
- ヘッドハンティングサービスで首位
- 年収500万円前後のミドル層の求人もアリ
ビズリーチは、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティングサービスです。
ヘッドハンターの数はなんと約4,700名登録しており、約2,500名のキャリカーバー(リクルートが運営するヘッドハンティングサービス)を上回っています。
最近は年収500万円前後のミドル層の求人も増えてきています。

ビズリーチの基本情報
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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主なサービス | 会員制転職サービス |
総求人数 | 63,929件 ※2021年10月13日時点 |
拠点 | 全国・海外 |
出典:https://www.bizreach.jp/
エンワールド・ジャパン
- 年収800万円以上の求人が常に10,000件以上ある
- 外資系企業やグローバル企業の求人案件を多く保有
グローバル人材として活躍したい方だけでなく、年収800万円以上の求人が常に10,000件以上あるので年収のアップを狙っている方も登録を勧めるエージェントです。
しっかり転職希望者の要望を最優先にすることを重視しており、コンサルタントが無理に転職先を薦めることはないので安心して利用できる転職エージェントです。
採用後も硬派社に対して継続的なサポートをしてくれることが安心できるポイント。頼りになることでしょう。
エンワールド・ジャパンの基本情報
運営会社 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
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主なサービス | グローバル人材に特化した人材紹介業 グローバル人材に特化した人材派遣業 グローバル企業に特化した経営層の転職・採用支援 グローバル企業の採用代行サービス(RPO) |
総求人数 | 10,000件以上 ※2021年10月30日時点 |
拠点 |
東京都/愛知県/大阪府/神奈川県/兵庫県/三重県 |
出典:https://www.enworld.com/
コンサル業界での転職エージェントの選び方
コンサル業界での転職エージェントをいくつか紹介しましたが、どこも魅力的なので、どこを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
ここでは、数ある転職エージェントの中から、自分に合った転職エージェントの選び方を紹介します。
プッシュ型でのアプローチ
プッシュ型アプローチとは、自分から能動的に顧客にアプローチするということです。
これは「求人に応募する」ということが容易に想像つきますよね。転職エージェントを利用しなくてもできますが、転職エージェントを使うことでさまざまなメリットがあります。
自分の要望とエージェントの意見を擦り合わせることで、自分に合った企業に応募できるメリットがあります。
ただ採用できるようにサポートするのではなく、採用後のことも見据えてアドバイスをもらえる利点があります。

プル型でのアプローチ
プル型アプローチとは、顧客が自発的に必要性を感じて商品やサービスに興味を持ち、行動するようアプローチをかけるものです。
自分で検索するとどうしても興味がある求人案件だけに限られてしまいますが、スカウトの場合はあらゆる業種・職種とのマッチが期待できます。自分では思いつかない、意外な求人案件が見つかる可能性もあります。

コンサル業界で転職エージェントを使うメリット
- さまざまなジャンルのコンサル転職に対応している
- コンサルファームは効率重視なので転職エージェントに求人情報が集まる
さまざまなジャンルのコンサル転職に対応している
このコンサル企業に行きたいという思いがなければ、さまざまなジャンルのコンサル転職に対応している転職エージェントを選ぶと良いでしょう。
まずはさまざまなジャンルのコンサル転職に対応している転職エージェントに登録しましょう。
また、すでにこのコンサル企業に行きたいと明確に決まっているのであれば、すでにその企業に転職エージェントとして採用実績がある転職エージェントを選ぶのが得策です。

コンサルファームは効率重視なので転職エージェントに求人情報が集まる
人気コンサルファームは応募が殺到してしまうので、採用までに時間がかかってしまいます。
さらに企業戦略を公開したくないことから、非公開求人として転職エージェントに掲載することが多いようです。
人材の絞り込みをするため、転職エージェントに求人情報が多く集まる傾向にあるでしょう。

コンサルに強いおすすめの転職エージェントに関するよくある質問
外資系ファームには”Up or Out”という言葉があります。これは昇進(Up)しなければ退社(Out)というルールです。
コンサルタントで入社した場合、3-4年以内にマネージャーに昇進できなければファーム以外に道を探すことを意味します。
アメリカではかなり厳格にこのルールを適用しているようですが、 日本では多少緩い適用状態のようです。
年代や職種によって異なりますが、初めて転職活動を行う人が内定先が決まるまでに必要とした期間は、平均で2.1ヶ月です。
全体の8割近い人たちが3ヶ月以内に内定先を決めていて、1ヶ月半以内に内定を決めている人も2割程度います。
転職活動は、「希望に合った転職先を探す・応募に必要な書類などを用意する・退職手続きを行う」などやるべきことが多くあります。
まとめ
コンサル業界のおすすめ転職エージェントをご紹介してきました。転職エージェントにも、プッシュ型とプル型の2種類存在します。自分の性格や特性、スキルなどに合わせて選ぶようにしましょう。
転職エージェントの中には、特定のジャンルに特化したサービスも多いです。アプローチの方法だけでなく、各転職エージェントが特化しているジャンルをもとに選んでみるのも有効です。
