
チェーンリンク(LINK)は、暗号資産の1つで、異なるブロックチェーンを繋げるプラットフォームでもあります。
また、外部データをブロックチェーンへの取り込み、ブロックチェーン上のデータを外部システムに繋げるなどの拡張性も高いため、注目度が高い暗号資産です。
しかし、具体的な特徴や購入できる取引所などを詳しく知りたいと考えている方は少なくないでしょう。そこでこの記事では、チェーンリンクがどのような暗号資産なのか解説します。

Contents
チェーンリンク(LINK)とは?
チェーンリンクは、2017年に誕生した比較的新しい暗号資産で、名前の通りブロックチェーン技術を別のブロックチェーンや外部システムなどにリンクさせることを目的に作られています。
例えば、ブロックチェーンの技術では外部のデータにアクセスできません。しかし、チェーンリンクはこのような暗号資産に関係する課題を解決する可能性があります。
そのため、チェーンリンクは現実世界のデータとブロックチェーン上のデータをリンクさせるためのプラットフォーム・サービスであり、そこで利用される通貨と言えるでしょう。
暗号資産名 | チェーンリンク/Chainlink |
---|---|
通貨単位 | LINK |
発行数上限 | 1,000,000,000 |
公開・取引年 | 2017年 |
時価総額 | 1,001,658,848,726円 |
現在(2022年4月4日)の価格 | 2,143.75 |
外部ツールにブロックチェーン技術を活用可能
上記で紹介した通り、チェーンリンクの技術やプラットフォームを使うことで外部のシステムと連携可能で、それにより外部ツールにブロックチェーン技術を活用できます。
例えば、暗号資産で使われるスマートコントラクトは、契約をプログラム化し自動的に実行する技術ですが、暗号資産以外の目的でスマートコントラクトを使用できれば業務効率が向上するでしょう。
特に、チェーンリンクの外部システムに連携できる機能は、取引データの真正性を重視する金融・証券・保険・貿易といった分野で注目されています。
そのため、今後はチェーンリンクを介してブロックチェーン技術が活用される可能性も少なくないでしょう。
異なるブロックチェーン同士を繋げられる
ビットコインやイーサリアムなどで使われているブロックチェーンは、それぞれが独立しているため互換性はありません。しかし、チェーンリンクの技術を使うことで、異なるブロックチェーン同士を繋げられます。
さらに、仮想通貨銘柄ごとのデメリットを補えることやメリットを相互利用できることもクロスチェーンを実現するメリットと言えるでしょう。
そのため、ブロックチェーンを利用して良いところをお互いに活用できるようになれば、暗号資産全体の市場がさらに盛り上がる可能性も大いにあります。
ブロックチェーンネットワークへ安全に外部データを取り込める
チェーンリンクの技術を使うことで、ブロックチェーンの技術を外部ツールに繋げるだけでなく、外部のデータをブロックチェーン内に取り込むことも可能です。
外部データとブロックチェーンを繋げる技術を「オラクル」と呼び、中央集権型のタイプと分散型のタイプがあります。なお、チェーンリンクは分散型オラクルを利用しています。
また、分散型オラクルは、単一のオラクルで管理する中央集権型オラクルと違い、システムの脆弱性を排除して同時にデータの信頼性を高められることもメリットの1つです。
そのため、外部データであったとしても安全性を保ちながらブロックチェーンに連携できることは魅力と言えるでしょう。
チェーンリンク(LINK)の価格推移
過去に高騰した要因
チェーンリンクが誕生したのは2017年ですが、2019年中盤までは100円に満たない数値で大きな変化もなく推移していました。そこから緩やかに価格は上昇し続け、1年ほど経過すると1,000円を超すようになります。
このとき、価格が上昇した大きな要因はDeFi関連銘柄が上昇したことに連動したものと考えられるでしょう。
特にDeFi関連銘柄の中でもチェーンリンクは、外部データを活用できるため、大きな値上がりに繋がったと見られています。
今後の見通し・将来性
一度、6,000円近くまで価格が上がったものの、すぐに1,500円ほどまで急落しました。その後は高騰・下落を繰り返して、2,000円〜3,000円の間を推移しています。
また、チェーンリンクは既に国際銀行間通信協会である「SWIFT」や「Google」と提携していますが、今後は同様の大手企業との提携プロジェクトが進むと見込まれています。
国内市場でも取り扱う取引所が増えたり、国内企業と提携したりすることで価格が上昇する可能性は高く、DeFi関連の銘柄のニーズが高まることでも価格は上昇するでしょう。
チェーンリンク(LINK)は買うべき?
チェーンリンクは、ブロックチェーン同士を繋げること、ブロックチェーン以外のものと連携することが大きな特徴です。
活用できる分野は幅広いですが、その技術を活用するのは大手企業などになり、暗号資産市場で注目されている「NFT」のように、個人が気軽に参入できるものではありません。
そのため、特別なことがない限り、価格が大幅に上昇することは少ないといえます。しかし、チェーンリンクが担っている役割は重要なものであるため、将来性は高いと言えるでしょう。
実際に、チェーンリンクは大手企業との提携が進んでいるため、暗号資産の中でも高い地位を築いています。
チェーンリンク(LINK)のおすすめ取引所3選
bitFlyer
- 国内最大級の暗号資産取引所
- セキュリティ強度が高く安心して取引できる
- 独自の保証制度があるのも魅力
- スマホのアプリもあり使い勝手が良い
- 積立投資にも対応しており少額から積立できる
bitFlyerは、2014年に設立された暗号資産取引所であり、国内の中では最大級の規模です。
さらに、bitFlyerの資金が不正に引き出されてしまった場合、最大500万円の補償を受けられることは初めて暗号資産取引を行う方にも安心できるポイントでしょう。
他にも、bitFlyerではレバレッジを最大2倍までかけられることも、人気がある要因の1つです。

取引通貨数 |
14通貨
|
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レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料(住信SBIネット銀行から入金の場合) |
出金手数料 | 3万円未満:税込220円(三井住友銀行から入金の場合) |
出典:bitFlyer
BITPOINT
- 他社では取り扱いが少ないアルトコインを扱っている
- さまざまな手数料が無料
- セキュリティ強度が高く安心して利用できる
- 「貸して増やす」サービスも利用可能
- 少額からでも取引できるため初心者でも試しやすい
BITPOINTは、株式会社リミックスポイントが運営している暗号資産取引所です。
さらに暗号資産取引に関する様々な手数料が無料であり、手軽に取引できます。また、顧客の暗号資産はコールドウォレット内に保管されているため、セキュリティ強度が高いことはメリットと言えるでしょう。
他にもBITPOINTでは、暗号資産を貸して増やすサービスもあり、眠ったままの通貨を有効活用できます。

取引通貨数 |
12通貨
|
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レバレッジ | 現在、新規口座開設一時受付停止 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
出典:BITPOINT
SBI VCトレード
- 大手証券会社グループが運営する暗号資産取引所
- 各種手数料は低く設定されている
- 500円の少額から投資できる
- 24時間いつでも入金できる
- スマホから取引しやすい
SBI VCトレードは、証券会社を含む「SBIグループ」が運営している暗号資産取引所です。取り扱っている暗号資産の種類はそこまで多くありませんが、メジャーな通貨は取り揃えています。
また、500円から取引できるため初心者に向いており、24時間いつでも入金できます。

取引通貨数 |
7通貨
|
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レバレッジ | - |
販売所手数料 | 無料(スプレッドはあり) |
取引所手数料 | Maker:無料 Taker:無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 住信SBIネット銀行:0円 住信SBIネット銀行以外の金融機関:145円(税込) |
出典:SBI VCトレード
暗号資産購入におすすめの取引所3選
Coincheck
- 大手企業が運営している安心感が高い暗号資産取引所
- 取り扱い通貨数が多く気になる通貨を扱いやすい
- セキュリティ強度が高く安心して取引できる
- スマホアプリは使いやすく初心者でも安心
- 「Coincheckつみたて」という自動積立サービスもある
Coincheckは、コインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。東証一部上場企業のマネックスグループの子会社が運営していることもあり、セキュリティの技術は高く安心して取引できます。
なお、Coincheckが提供しているアプリは、取引に慣れていない初心者でも使いやすいため、初めて暗号資産を取引する方にもおすすめの取引所と言えるでしょう。

取引通貨数 |
17種類
|
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レバレッジ | - |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 通常無料 |
出金手数料 | 一律407円 |
出典:Coincheck
DMM Bitcoin
- 暗号資産取引の各種手数料が無料
- 365日体制のサポートを提供している
- レバレッジ取引にも対応
- 技術力が高く堅牢なセキュリティを実現
- スマホでも利用しやすいアプリをリリースしている
DMM Bitcoinは、DMMグループが運営する暗号資産取引所で、暗号資産取引の各種手数料が無料であることがメリットと言えるでしょう。
他にも365日体制・土日祝日に対応したサポートを利用できます。また、問い合わせはLINE・メールに対応しているので、気軽に不安なことを相談できることも見逃せません。

取引通貨数 |
14通貨
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 現物取引:無料 レバレッジ取引:無料 ※BitMatch取引手数料は2円〜 |
入金手数料 | 振込入金手数料:無料(銀行手数料はお客様負担) クイック入金手数料:無料 |
出金手数料 | 出金手数料:無料 |
出典:DMM Bitcoin
GMOコイン
- GMOインターネットグループが運営する暗号資産取引所
- 各種手数料が無料なので利用しやすい
- 取り扱い通貨の種類が多い
- セキュリティ強度が高く安心感がある
- 最短10分と短時間で口座開設が可能
GMOコインは「GMOインターネットグループ」が運営する暗号資産取引所で、取引銘柄の数が多いことが特徴です。
また、最短10分の短時間で口座開設が可能なので、暗号資産取引を始めやすいでしょう。

取引通貨数 |
20通貨
|
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レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
入金手数料 | 銀行振込:無料 ※振込手数料の負担あり 即時入金:無料 |
出金手数料 | 無料 |
出典:GMOコイン
まとめ
今回は、暗号資産の1つであるチェーンリンクについて解説しました。
チェーンリンクは従来では不可能であった、異なるブロックチェーンを繋げる役割があるため、今後の発展が注目されています。
また、実際に大手の企業が提携していることもあり、将来性が期待できる暗号資産の1つと言えるでしょう。
